ひと雨ごとに気温も上がり、雨上がりの新芽が美しいです。
新年度もスタートして気分も新たに学んでいきたいと思います。
さて、3月末に行われたアナリーゼ講座についてご報告致します。
「すべては楽譜から」
◆講師:西尾 洋先生
◆場所:武蔵浦和コミュニティセンター 多目的ホール(28日)
和幸楽器大宮店(29日)
◆日時:3月28日(木) 10:00~12:00 13:00~16:00
3月29日(金) 10:15~12:15 13:15~15:15
◆内容:PTNAコンペティション課題曲アナリーゼ A1級~D級
(1日目)
(2日目)
二日間をかけて作曲家である西尾先生ならではの視点でお話下さいました。
それぞれの楽譜にある意味を読み取り、高度な内容も生徒に分かりやすく伝える方法をじっくりと丁寧に解説していただくと、どんどん曲の魅力に引き込まれていきます。
春休み中ですので生徒さんも多数ご参加下さっていましたが、とにかく西尾先生の説明に使われる言葉は分かりやすく、そして何よりも楽しいです。
「ここは転調してト長調」と言ってしまうところを、「ここは ソ の世界」と西尾先生は表現していらっしゃいます。
ピアノを習っていればそのくらい分かってると思って当たり前のようにしている説明も、言葉を変えるとこんなにもスッと頭の中に入るものなのですね!
先生方が目から鱗だったことは当然ながら、参加された小さなピアニスト達も飽きるどころか楽しそうに興味深々でお話を聞いていたのが印象的でした。
アナリーゼした内容を「自分だったらこんなふうに表現します。例えばですよ。全く違う考え方も出来ます。色々試してみて下さい。」と、実際に演奏を交えて具体的に解説して下さり、あまり個人的には得意でない雰囲気の曲も、ヒントを得たことで急に魅力的に思えるようになりました。
コンペに参加するしない関係なく役立つ内容です。
これほど時間をかけて詳しく丁寧に学べる機会はなかなかないのではないでしょうか。
西尾先生、本当にありがとうございました!!
<文責:須藤 美帆>