« 前の記事| 後の記事 »

菊地裕介先生のセミナーを開催しました!

3月22日岡崎シビックセンターにて菊地裕介先生の課題曲セミナーを開催しました。
P1000648(1)(1).jpg
♪ ♪ ♪==============================♪ ♪ ♪
菊地祐介先生のコンペティション課題曲セミナーを受講させて頂きました。
たくさんある課題曲を限られた時間の中で行なうのは大変だと思っておりましたが、先生がはじめに「たくさん曲があっても、結局のところ、言いたい事は重なって全てに通
じる」とおっしゃられたことにびっくりしました。
・ 楽譜からいろんな事を読み取ること(視点をかえて色々見てみること)
・ 歴史の重みを知ること
・ あらゆる時代のあらゆるレパートリーを聴くこと(たくさんの曲を弾いて、触れ合う中で類似の要素を引っ張ってくることで応用されていく。)
・ 課題曲のみを練習していても上手にはならない。
などなど。
そして、それにはやはり、コンサートなど"その場"で繰り広げられる一回限りのもの
に触れることがとても大切であるということ。
その中で例えば、周りの反応はどうか?間違った時に、どんなリカバリーをしているか?
自分で感じる経験をすることがとても大切であると痛感しました。
もう一つは、ペダルについてです。
ペダルの深さを調節するといろんな響きの可能性が生まれる。楽器の大きさによっても、
低音・高音でも違ってくるため、普段、頭で思い描いているものと、結果(音・響き)が
どうなっているかを調整することがとても大事であるということ。
ホールで演奏する場合、家やレッスン室で練習した通りの響きができるはずがなく、そ
の場で出ている音に意識を集中して踏みかえることが大切であり、それをできるようにす
るには、普段から自分の音をよく聴く意識を持つことがとても重要であるということを改
めて気付かされました。
コンクールだからといって、課題曲だけに必死になるのではなく、日頃からの幅広い勉
強や感覚を身につけていくことが全てにつながっていくということを先生のピアノに向か
う姿勢からも強く感じることができました。
今回のセミナーで感じたことを少しでも指導に活かしていきたいと思います。
ありがとうございました。(Y.N先生)


過去の記事(月別)


HOME |  協会概要 |  入会案内 |  採用情報 |