3月21日(日)2010年度コンペ課題曲によるコンサートを開催しました。
菊地先生の豊かな音色が会場一杯に響き渡り、2時間があっという間のコンサートでした。
♪♪♪ 会員によるセミナーリポートです ♪♪♪
A1級からC級までの課題曲、全曲の紹介コンサートでした。
限りある時間の中、丁寧な曲の解説と、演奏する際のポイントを、とてもわかりやすくレクチャーしてくださいました。
特に印象的だったのは、A1やB級の曲で、「ここに注意して弾かないとこんな演奏になる」と、弾き比べをしてくださったことです。ちょっとしたアクセントに対する意識を変えるだけで「マーチ」が重くなったり軽くなったりすること、イントネーションを変えないと、単調な曲になってしまうこと...。そうおっしゃいながら、紡ぎだされる音色は、まるで魔法がかかったように、ぜんぜん違うものになり、納得させられました。
A1や、B級のようなやさしい曲のほうが、作曲家のヒントが少ない分、表現し、演奏するのがいかに難しいか、指導に当たってのポイントも教えていただきました。
菊地先生がおっしゃった「楽譜はまず文字を読むこと」。やっていそうで、やっているつもりになっていないか、もう一度、改めて振り返ることのできた2時間でした。
(安城市:大神 薫先生)