京都支部設立20周年記念事業、ステップ継続表彰記念コンサート
去る1月13日京都支部20周年記念事業として継続表彰コンサートが京都コンサートホールで開催されました。
(ピティナHPのレポートはこちら)
小学生から中学生、高校生、大学生、大人と40名の方の参加希望があり、3部に分かれ演奏を披露されました。音響の良い素敵なホールでスタインウエィのフルコンサートグランドピアノを演奏できるとあって、皆さん一生懸命に曲を仕上げて来られました。ステップやコンペティションと違い、コンサート形式なので、のびのびと、それぞれの思いを込めて、演奏を楽しまれている様子が伺えました。
また各部の間には、京都支部の先生方によるミニコンサートが行われました。
ミニコンサート①では、アレンジステップで推薦された松田紗依先生編曲「風の通り道」、学園前ステップで自作曲を演奏され、高い評価を受けられた今村葉子先生の「光の泉」、小学2年生の藤岡美結ちゃんが絵本を持って来られて、「これに音楽が付いたらいいなー」の一言から生まれた松田紗依先生作曲のお話と音楽「ちいさな かしこい さかなのはなし」が塩見亮先生と松田先生のピアノ、藤岡美結チャンの朗読で演奏されました。(絵本の映像付)
本部よりお越しくださいました菊池朋子さんが曲の合間に、楽譜の出来るまでのお話を、ネウマ譜、ハート型の楽譜、出版会社の作業中の貴重な写真などをスクリーンに写しながら説明くださいました。
ミニコンサート②では、塩見亮先生とゲストの田村安紗美さんのヴァイオリン、エルガーの「愛の挨拶」で始まりました。次に「はじめの一歩」より、ベートーベンのソナチネを、ソロで、そしてアンサンブルで演奏されました。ラヴェルのソナタ「ブルース」は、田村安紗美さんのピチカートや違った音色の出し方などの説明があり、その美しい音色を存分に披露してくださいました。最後はバルトークのルーマニア舞曲、ピアノソロとヴァイオリンでの音色の違いを味わうことが出来ました。菊池朋子さんの司会で、暖かい雰囲気の中、無事終了、出演者の方々はもちろんのこと、ご来場くださった方々にも、楽しんでいただけるひと時となりました。
参加者の皆さんからのアンケートに書かれました感想には、
ほかのかたの一生懸命な演奏を聴き「私も!」と、頑張りたい気持ちになった、弾いたことのある曲を自分のとはまた違うように演奏されて勉強になった、という声を聞きますと、嬉しいかぎりです。そして、やはり最後の川口智輝さんのように、かっこよく弾けるようになりたいと言う声には頼もしさも感じられます。
また、京都支部の先生によるオリジナルの曲が発表されたことは大変印象的で、意義深いものに感じてくださった方、ヴァイオリンを初めて生で聴かれ、よかった!という声を聞きますと大変有意義なことだったとつくづく思います。
保護者の方からは、プログラムの「京都支部のあゆみ」を見られて、「関わってこられた先生方に感謝です。とてもあたたかいものを感じました」と書いてくださったことは、とても嬉しく思いました。微力ではありますが、これからも心ある企画、運営をさせて頂けますよう、日々精進して参りたいと思いますのでまたよろしくご支援賜りますよう、よろしくお願い致します。
尚、ミニコンサートで演奏されました、京都支部の先生方のオリジナル曲は、ピティナのインターネット楽譜販売サービスのMusseから出されております。
今村葉子作曲・・・「光の泉」
松田紗依編曲・・・連弾の贈り物「風のとおり道」(トトロより)と「大きな古時計」
松田紗依作曲 おはなし 谷川俊太郎・・・おはなしと音楽「ちいさな かしこい さかなの はなし」
この3冊は、京都支部にも置いてございますので、お入用の節にはご一報くださいませ。