バロックインベンション編
~導入から誤らないための対位法指導~
2015年9月15日(火)ピアノハープ社にて、赤松林太郎先生によります徹底講座シリーズ「バロックインベンション編が行われました。
熊本よか音ステーションにとって、初のセミナー開催です。
全国で大人気の赤松先生ということもあり、県外からのご参加も多く、満員御礼の熱気溢れるセミナーとなりました。
導入から誤らないための対位法指導法ということで、インベンション15曲の演奏を交えながら、楽しいトークと共に、分かりやすく丁寧に解説していただきました。
まず、一曲一曲の持つ特徴やポイント、何をテーマに考え、曲全体をまとめるか
♪ 短い主題や長い主題の持つ意味を考え、和音に従いカンタービレすること
♪ 様式の違いにより出す音色を変えること
♪ 曲のイメージを明確にし、気持ちを揃え、統一感を持たせること
♪ トリルには音を装飾するためのトリル、または音価の長い音を保続するためのトリルといった奏法の違いがあるということ。また子供にとって無理なく演奏できるトリルの入れ方
♪ 曲の中での終止形を見つけ、その役割によってどのような強さで表現するかの違い
♪ 対位法は2声のインベンションも含め、4声で構成されているということ。その4声の表現、音の出し方、例えばテノールはいつも強く弾く習慣をつけること
などなど、15曲を通して、規則的な演奏法を細かく見い出すことができました
今回も赤松先生の鋭い観点からの説得力を感じ、時には笑いを交えながらの暖かみ溢れる楽しい講座となりました
まだまだ赤松先生のお話しや演奏を聴いていたいと思わせていただける程、あっと言う間の2時間でした
次回は11月25日(水)ピアノハープ社にて、バロック・シンフォニア編を予定しております
また熊本にお越し頂き、先生にお会いできることに感謝しております
次回講座も楽しみです
赤松先生ありがとうございました。
熊本よか音ステーション 徳永真奈美