5月16日、文化創造館「さくらめいと」月のホールに於いて、熊谷さくらステーションの第5回ステップが開催されました。
アドバイザーに石黒加須美先生、尾見林太郎先生、田中巳穂先生をお迎えし、86組の参加者が演奏して下さいました。
ステーション代表の高橋先生をはじめ、スタッフの先生方から、第5回のステップは特別なものに出来たらいいなという想いがあり、お花を飾ったステージや継続表彰状、記念品の展示として、参加して下さった皆様への感謝、敬意を形として表現させて頂きました。
今回は、出演者の方が、ご本人の演奏以外の時間も、マナー良く演奏を聴いていらっしゃる姿を多く見受けました。
真剣に手元に見入っている方、知っている曲が始まると、階名(ドレミ)を口ずさんでいる方、拍子に合わせて身体を動かしながら聴いている方...、会場に響く演奏を皆で共有できる喜びを感じました。
また、いつもロビーに設置しているコミュニケーションボックスも、スタッフの先生が目を引く工夫をした甲斐があり、今回はとても多くのメッセージが寄せられました。
きっと受け取った参加者は嬉しく、励みになったことでしょう。
メッセージを書いた方への、おいしいプレゼントも好評でした。
ステップの目的のひとつである、「音楽による交流」の手段として、これからも、コミュニケーションボックスを利用して頂けたらと思います。
昼休みには、スタッフによる連弾ミニコンサートを開催しました。代表の高橋先生に進行して頂き、ステップ課題曲の導入3~発展5より連弾曲を5曲ご紹介しました。
プログラムの最後には、8人でピアノを囲んで、
春畑セロリさん作曲の「えいやっと!」を披露しました。
練習の甲斐あって、掛け声もバッチリ決まった!のではないでしょうか。
スタッフの先生方の、真剣ながらも楽しそうな表情が写真から伝わると思います。
ホールいっぱいのお客様に聴いて頂き、ステップ開催5回記念として、スタッフとしても楽しいひと時となりました。
アドバイザーの先生方による講評の時間には、各部門のステップや年齢層に合わせたお話を頂きました。『左右のバランス』『フレーズに気持ちを込めて 相手に伝わるように』『タッチによって曲の雰囲気を弾き分ける』『これからの人生に失敗しないための集中力』『ひとに聴いてもらえるように心を込めてピアノを弾こう』『表現の幅を広げるために家庭で環境を作る大切さ』など、ピアノを使って表現することの楽しさや、喜びをもっと知るための具体的なアドバイスをたくさん頂きました。
ステップに参加して下さっている方は皆さん向上心をお持ちです。それは参加回数を重ねるごとに、演奏に反映されていますね、とアドバイザーの先生もおっしゃっていました。
継続表彰を受けられた皆様、おめでとうございます。
第5回の熊谷さくらステーションステップは、参加して下さった皆様、お客様にとって
どんなステップになりましたでしょうか?来年も同会場で5月22日に開催を予定しております。
次回もみなさまのご参加をお待ちしております。
報告者 古川 貴子