2008年3月20日、奈良県葛城市マルベリーホールにて、葛城市音楽祭のメイン事業として「歌ものがたり・中将姫」の初演公演が行われました。
葛城市の古刹、當麻寺に伝わる中将姫伝説をもとに、当ステーションのスタッフでもある安藤久美先生が、脚本、作詞、作曲を書き下ろした大作で、葛城市ゆかりの音楽家や市民合唱団など多くの市民が参加しての公演は、おかげ様で多数のご来聴と大きな反響を頂戴し、大きな感動と拍手の中で幕を閉じました。
地域に根ざしつつ世界に発信できる音楽を作ろうと、当ステーションも発足当初からこのプロジェクトに関わってきただけに、公演の大成功は何よりの喜びです。
さらに2009年5月、この中将姫公演で弦楽カルテットを担当したメンバーが中心となって「かつらぎチェンバーオーケストラ」が結成される事となり、地域の音楽文化発展のため今後の活躍が大いに期待されています。
今春、市民の声に応え「オペラ・新中将姫を作る会」も発足しました。2010年平城京遷都1300年祭協賛事業として中将姫の再演を計画中です。市内だけでなくいつかは全国、海外にも発信することをめざし、当ステーションも引き続き協力していきます。乞うご期待!
葛城市新庄文化会館(マルベリーホール)の入り口
芸術文化振興基金助成事業として、国からも助成金をいただきました。
楽器演奏者(弦楽四重奏とフルートのメンバー)指揮者の増井三朗先生とメインキャストの皆さん
フィナーレ 4、5メートル×4、5メートルの大曼荼羅をバックに出演者全員が大合唱して幕を閉じました