2009年1月25日(日)日比谷ゆめステーション主催で「夢のコンサート」を開催しました。
一昨年11月、ステーション主催で行った浜離宮朝日ホールでの継続表彰記念コンサートに
引き続き、日比谷ゆめステーションスタッフによるコンサートです。
今回は、スタッフの生徒のみ出演とし、合同発表会の形で行いました。
しかし、そこは日比谷ゆめステーション、通常の発表会形式では、つまらない・・
参加する生徒や聴きに来られる方、そして企画した私達、皆が「楽しく勉強になった」
と思えるようなコンサートにしたい、と半年以上前から練り上げました。
今回の出演者は特に小さい子供たちや学生が中心です。そこで、渡部由記子先生による
ワンポイントレッスン、きれいなお辞儀の仕方など舞台でのマナー講座のほか、先生には
「どこまでも伸びる子供たち」という内容でお話もしていただくことにしました。
また、昨夏、渡部先生のご指導のもと、ピティナコンペティションA1級全国大会金賞・
銀賞を受賞した生徒とお母様方による「コンペ体験談」コーナーも設け、たくさんの内容を
盛り込みました。
まず、第1部22組の演奏があり、その後1回目のワンポイントレッスンです。
それぞれの曲がステキになる弾き方、注意するポイントがわかり、渡部先生のレッスンによって
短時間で音色が変わる様子が感じられました。
そのあとはマナー講座。これはお客様にも大好評でした。
舞台袖から歩くところから中央でお辞儀、までの一連の動作を、男の子グループ・女の子グループに分けて、ひとりずつ先生がアドバイスされます。「もう少し歩幅を小さく」「手を大きく振り過ぎない」
「頭を下げると同時に手を自然に前に・・」など 子供たち毎に、決め細やかなアドバイスをして
下さいました。
また、お母様方の足台設置も、客席から印象よく見えるやり方を教えていただきました。
足台設置するためにはどうしてもかがむ姿勢になるので、体の向き・服装などにも気をつけること、
などのお話に、大きくうなずいているご父兄が多くいらっしゃいました。
ドレスを着た年長の生徒には、客席から見てドレスが美しく見える所作・座り方なども教えて
いただき、とても勉強になりました。
そして、2008年度ピティナコンペティション全国大会A1級金賞・銀賞の生徒とお母様による「コンペ体験談」へと続きます。
前年はコンペを受けていなかったり、予選2回とも落ちてしまったという生徒が、金賞・銀賞を取るまでのお話は、とても興味深く、皆熱心に聞いていました。
このあと、渡部先生の「どこまでも伸びる子供たち」のお話。「夢」を持ち、その「夢」に向かって
努力することの大切さ、ピアノはピアノの上達だけに限らず、自分で人生を切り開いていく力を
つけることができること、成功の裏にはたくさんの失敗があり、失敗を恐れていては「成功」を
得ることはできないこと・・などひとつひとつが胸に響くお話でした。
その後、第2部22組の演奏と、第1部同様、ワンポイントレッスンを行いました。
最後は、出演者全員に、ひとりひとりの演奏に合った「賞」が贈られました。
「ブリリアント賞」「ドルチェ賞」・・など表彰状と記念のメダルをひとりずつ渡部先生から
首にかけていただき、全員での写真撮影でコンサートの終了となりました。
初めての試みでしたが、笑顔が多く楽しいコンサートでした。252席の客席に対し、288名ものお客様にいらしていただきました。早くも第2回の企画は?という声も聞かれるほど・・
充実した1日となりました。
(Rep.日比谷ゆめステーション 中前 浩子)