赤松先生の平均律講座第二回目は、2016年11/11春日市ふれあい文化センターにて50名の受講者の方にお集まり頂きました。遠方より徹底講座にお越しいただく熱意、大変頭が下がります。心より感謝御礼申し上げます。

今回のお写真はランチ会の写真ではなく、講座終了後、一息つかれてあるショットです。スタバの講座ではございません(*´∇`)聴講された先生方は講座終了後に、すっとんで帰られるお姿、九州に明るい未来が訪れていることを願い、全ての根本となるバッハ平均律講座をありがたく主催させて頂きたいと思います★
ピアニストである赤松先生は、どんなピアノでも美音でならし、解釈をわかりやすい言葉に置き換え、噛み砕いて解説して下さいます。二時間びっちり(ぴったり)和やかな雰囲気で、笑顔と受講者様のびっくり顔に包まれながら、今後の指導や演奏に希望が持てる講座でした★★
私のレッスンでバッハを弾かせる時には、和音でまとめ、旋律を交互にひきあったり、骨抜きにして弾かせていますが、、赤松先生の講座を受講すると、言葉にして理由を伝えることができます。
演奏家は解釈を音で表す(言葉はいらない)とは言えども感覚だけでは、生徒さんやご父兄様にはわかりにくいです。赤松先生は、一流の演奏家でもあり、言葉にしてくださる名教師です。講座後に復習をかね勉強をする度、二時間に凝縮された内容の深さを思い知ります。
第三回目(12/15)から受講者される方や、欠席のかたのためにもチラッと内容をかきたいと思います(^∇^)
バッハ(だけでなくどの時代でも)を演奏するときには和音が大事であり、バッハが不協和音やシンコペーションを使う名人であること・ルバート(音と音・拍と拍の間をゆらす)ではなくイネガル・フレーズ感を作るためにアエレ(すきま風をいれる)・プレリュードとフーガの関係性(速度)なによりも、テーマをきれいにひき、保続音をだせるための運指(新幹線の移動中に書いてくださった美文字資料がプレゼント!自ら印刷までしてくださって‼受講者への愛情です。)なぜそう弾くのか?の、裏付けを用語の解説と演奏してくださいました♪
この講座で全曲習得すると、どんな本よりも有能な参考書が出来上りそうです★バッハは神の言葉を音楽で伝えたのなら、平均律講座中は、赤松先生=牧師様です☆
レッスンでも、音楽そのものを見ていらっしゃり(真の音楽を追究)、あの世の芸術家たちと日々、会話(交信)されているのではないかと思われます。あまりのハードスケジュールに、バッハや、モーツァルトによびよせられるのではないかと心配になりますが。(T-T)学びたい私たちのためにも、健康で長生きして頂きたいと心から願います☆
偉大な作曲家・演奏家であったバッハが、平均律やインヴェンション・シンフォニアなどの教育的遺産をたくさん残していますが、赤松先生はピアニストであられるため、解釈を話すより演奏する方が楽であるはずなのに・・(*´∇`)平均律講座では、一巻の①を二回も!
①のプレリュードは、第二巻の①プレリュードのように二巻全体の入り口へようこそ~!にくらべ、とても繊細で美しいです★①フーガは、②のように間奏がなく、主題が途中で省略されながらも20回をこえる密接進行グループ[stretta]の連続事件のため、弾きにくいわけです。
平均律Ⅰ巻②のプレリュードのテンポ感を出だしで間違うと、銃撃戦がはじまり、最後のプレスト前に速すぎて、デリケートな和音の変化もなにもなくなってしまうことや、音量ではなく響きでつくるものだとおっしゃっていました。テンポはアレグロ・アダージョ軸(同拍、ただ2倍、ritシナイ!)。平均律Ⅰ巻②のフーガは、間奏部分をうるさく歌わずノンレガで、、、弾きながら復習し、レポを書こうと、、一ヶ月たちそうなりました。(*_*)
赤松先生が、他講座でザ・下手真似演奏例はお見事です。先生方も私もハハハ。と、苦笑しながら、わが生徒がなっていたりするので、極めて痛いですが、音大受験やコンクールの課題曲とされている平均律講座は、全ての音楽に通じるので、指導のために学ばせて頂けてありがたいです。
ヨーロッパ音楽の父であるバッハの作品は現代の楽器のためにかかれたものではないため(チェンバロやクラヴィコード)現代の楽器で演奏するには移しかえが必要です。知識がないまま、練習だけしても、仕上がりの方向を間違うことになりそうです。赤松先生の平均律講座が、全ての学びのきっかけとなることを願い、次回の準備に備えたいと思います。(主催は領収書をご用意するだけですが(;_;) 赤松先生、引き続きよろしくお願い致します★