« 前の記事| 後の記事 »

稲垣千賀子先生によるピティナピアノセミナー「小さな子供のための音色の使い分け」開催レポート

稲垣千賀子先生のセミナー_edited.JPG

12月8日(月)、ピアノステップ2日間のアドバイザーを務められました稲垣千賀子先生をお迎えして、「小さな子供のための音色の使い分け」というテーマでピティナピアノセミナーが開催されました。
愛媛県支部創立20周年記念コンサートの際、ショパンコンクール入賞の想いを込めた素晴らしい演奏を披露された関本昌平さんの恩師でいらっしゃる稲垣千賀子先生は、今年四国本選の審査員としても、来松していただきました。今回のセミナーでは、稲垣先生の愛情に満ちた数々の言葉や心情、効果的な指導法などを学ぼうと、先生や保護者が熱心に耳を傾けメモを取り、時に自分たちの現状と併せて頷いたり笑ったり、あっという間の2時間でした。
教師歴40年という長い年月が経った今でも、常に原点にかえって生徒と向き合い、出会いを大切にしている・・レッスンで言えなかったことは、お母さんの携帯に〇〇〇ちゃんへとメールで伝える
と、ふだん聞けないような言葉や以外な一面を見ることができて、コミュニケーションがうまくいくこともある・・日常の中で、季節の情緒や変化を話していると子供の柔らかい感性に驚き、音楽の表現に繋がったりもする・・・子供のやる気や芽がいつ出るか、根気強く良く待つ・・・・なかなか先生のいうことができなかったピュアな心をもった男の子のお話は感動致しました。        
「稲垣千賀子先生の魔法のことばがけ集」から、小さな生徒さんのレッスンで、イメージやアプローチのしやすい言葉を一つ一つ具体的に、どのような時に使ってどのようにいい方向に変化していくかなどを話していただきました。レッスン風景のビデオから、初めての生徒さんがまるで魔法にかかったようにだんだんといい音色に変化していく様子を見ることができました!日本語には微妙なニュアンスを伝えられる語彙があり、私たちも心を柔軟にするともっといろいろなひらめきや言葉を発見できそうな気がしてきたから不思議です。
ハノンでは音の粒のそろえ方として、たとえば2番・・・3と4と5の指のところで反復練習。音符を顔に例える。小さい時から全調練習をする。など、テクニックの強化面でも秘策を教えていただきました。
"心は言葉で育ちます""生徒を育てるは自分を育てること"多くの生徒さんを育て、多くの人に出会った証しから湧き出てくるたくさんの言葉を戴き、とても有意義なセミナーとなりました。
(Report:栗原文恵)

過去の記事(月別)


HOME |  協会概要 |  入会案内 |  採用情報 |