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6月19日文京大塚夏季ステップ・Q&Aコーナーの内容

去る6月19日(土)に開催されました、文京大塚夏季ステップにおいて行われたアドバイザーの先生方へのQ&Aコーナーの内容を掲載いたします。

今回答えて下さった先生方は
秋山徹也先生
石川洋子先生
湯本早百合先生です。

質問は出演者の方々から事前に募集し、その中から質問が多かったものから順に選ばせて頂きました。一生懸命勉強している皆さまからの質問について、先生方はとても親身になってお答えして下さいました。ここに掲載させて頂きますので、皆さまの今後の勉強にお役立て下さい。

Q:電子ピアノでは、自分ではどのくらい音が出せるかわからず、コンクールが不安です。どうしたらよいでしょうか?

石川先生:電子ピアノを使用したことが無いので、はっきりお答えできませんが、使っている人に聞く       と、電子ピアノは夜に譜読みをするなどには有効なのではないでしょうか?

秋山先生:アコースティックピアノと電子ピアノとでは、タッチが違うのでなるべくレンタルピアノを使う       とか、スタジオで練習するとか、アコースティックに触れる機会を作るほうがよい。電子ピ       アノだけでというのはお勧めできない。電子ピアノとスタジオ兼用で全国大会まで行った       人もいます。使い方によってはあきらめることもありません。

湯本先生:子どもの成長と耳を作るためにはアコースティックのほうがよい。電子の音は自分の音を       作ることができないので、住宅事情など色々とあるとは思うが、なるべくアコースティック       ピアノに変えた方がよいと思います。

Q:どうしてピアノの先生になったのですか?

秋山先生:正直なところ、まさかピアノの先生になっているとは・・・という感じですが、好きだったか        らという一言に尽きます。

湯本先生:本当は幼稚園の先生になりたかった。子どもが好きだったので、それがつながったのだ        と思います。

Q:よく「歌う」ということを言われますが、ピアノで歌うというのがよくわかりません。どうしたらよいで  しょうか?

湯本先生:聞いている人に伝える演奏のことが、歌うことにつながると思います。

秋山先生:柔らかく叙情的に弾くときに自然と歌うということをしているのではないか?旋律を生か        すことが歌うということにつながるのではないでしょうか?

石川先生:難しいことだと思う。息遣い、フレーズ等からも入っていけると思います。歌うとはレガート       奏法のことではないでしょうか?力を抜いて弾くこともポイントの一つだと思います。

Q:さあ、本番!のスイッチの切り替えは何ですか?

湯本先生:構えてしまうとかえって身体が硬くなってしまうので、待っているときに身体をほぐすなど       をします。ある程度の緊張感はあったほうがよいと思います。とにかく力を入れないよう        にします。

秋山先生:緊張したり、硬くなるのは当たり前のことです。ですので、緊張感を楽める位の準備を怠        り無くします。100%普段のことをやりきるということは滅多にできることではありません。       ですので、準備を怠り無くやった後は、100%じゃなくてもいいやというような気楽な気持       ちも大切です。

石川先生:私も緊張するほうです。ステージでピアノに向かって歩いている時から頭の中で演奏を        奏でてみてはどうでしょうか?力を抜くことも大切です。

以上、アドバイザーの先生方、ありがとうございました。


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