2月6日(水)藤沢駅前のヤマハ南口センターにて4回めの連弾曲研究会を行いました(Vol,2.Vol,3は湘南ピアチェーレステーションのページをご覧ください)。
今回の内容は以下の通り
①ギロック "コンサートピースコレクション3"より 6手連弾「オリエンタルバザール」
②ギロック "コンサートピースコレクション3"より 6手連弾「小さなすずめ」
~クラビノーバによる多重録音を聴いてみよう!
③ラフマニノフ 全音ピースNo.77 6手連弾「ワルツ」
④ラフマニノフ 全音ピースNo.78 6手連弾「ロマンス」
⑤ギロック "コンサートピースコレクション3"より 4手連弾「ブギ・プレリュード」
⑥ギロック "コンサートピースコレクション3"より 4手連弾「フィエスタ・マリアッチ」
①~④までは前回までの続きと復習、⑤~⑥が新曲。
ギロックの6手連弾曲を電子ピアノで演奏する可能性を試みました。様々な楽器の音を重ねることができる電子ピアノ。9チャンネル(9つの楽器、9つのメロディー)の多重録音によってピアノでは表現しきれない音楽を創作し、より一層作品のイメージを膨らませることができました。ちなみに9つの楽器は以下のとおり。
①ピアノ2 ②ピアノ3 ③アコーディオン ④グロッケン ⑤オカリナ⑥ストリングス ⑦ティンパニ ⑧チューブラーベル ⑨トライアングル
電子ピアノの楽しさと魅力が理解できました。クラシック界ではタブー視されがちな電子ピアノですが、子供にイメージを理解させたり、いろんな楽器の響きを知ることにもつながるかもしれません。この魅力ある電子ピアノの多重録音講座を企画検討中です。興味のある方、受講希望の方は以下のアドレスへご連絡ください!
さて一方、指導者として演奏をよりよいものに導くためのディスカッションも時間をかけて行いました。3人の先生に演奏していただき、それに対して色々な角度から見ていきました。
テンポやバランスは・・・
強弱やリズム感は・・・
和声感は・・・
装飾音をそろえるためには・・・
先生方の意見やアドバイスによって6本の手から紡ぎだされる音楽はみるみる変わっていきます(「生徒もこうだったらいいんだけどね~」・・・笑)。テルツォの伴奏に合わせて3パートにわかれてメロディーラインを歌ってみることによって音の受け渡しやうねりが見えました。自分では考え付かなかった練習方法や着眼点などに気が付いた時間になったと思います。
続いてラフマニノフの6手連弾「ワルツ」と「ロマンス」。これは昨年12月から始めたので、かれこれ3ヶ月。3人の音を一つにするためにはそれなりの時間が必要な作品ですが、今回は最後ということで先生方が演奏に臨みました。「ワルツ」の華麗さ、「ロマンス」のうっとりするような美しさ・・・とても素敵な曲です。また機会があったら是非、深めていきましょう。
そして終わり15分で新曲の4手連弾「ブギ・プレリュード」と「フィエスタ・マリアッチ」を初合わせ演奏しました。どちらも民族色が濃くて印象的な曲です。掘り下げて行ったら山盛りの発見がありそうでワクワクです。
曲全体の感じをつかみ取ったところで終了となりました。
続きは3月6日に行います。
次回はギロック"ピアノピースコレクション3"より「ブギ・プレリュード」と「フィエスタ・マリアッチ」、そして「もっとふたりのピアノ」のやっていない曲に進める予定です。
今回見学に来てくださった先生も「皆さん気さくな方で、楽しかったです」と、研究会に加わることになりました\(^o^)/一緒に学んでいきたい方はどなたも大大歓迎です!
見学希望の方はこちらまでご連絡ください→ t-felicite@lagoon.ocn.ne.jp (矢ノ下)