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学校クラスコンサートレポート(2012.10.19 札幌発寒小学校)

発寒小学校校長がレーリンク先生を紹介
発寒小学校校長がレーリンク先生を紹介
オランダの国についてのお話をしているルイ先生
オランダの国についてのお話をしているルイ先生
音の色が変わっていく様子を解説しながらの演奏
音の色が変わっていく様子を解説しながらの演奏
ピアノの音が出る仕組みを説明
ピアノの音が出る仕組みを説明
生徒が飛び入りで「エリーゼのために」を演奏
生徒が飛び入りで「エリーゼのために」を演奏
レーリンク先生の伴奏による生徒の合唱
レーリンク先生の伴奏による生徒の合唱
平成24年10月19日(木)札幌発寒小学校にてルイ・レーリンクさんによるクラスコンサートが実施され、午前中に3クラスのお話と演奏をしていただきました。
3クラス共にとても元気がよく、音楽を集中して聴いている様子が覗えました。
校長先生のお話に始まり、レーリンクさんの自己紹介、故郷であるオランダの国の特徴やオランダ人の話、オランダの小学校について話の後、オランダの位置を地図で確認して生徒がすっかりとヨーロッパにいる気分になったところで、ドビュッシーの「亜麻色の髪の乙女」がスタート。
空間に音が飛んでいる様子や音がどんな色に見えるかなど生徒の想像力を働かせて、実際に生徒が音を捕まえに行くシーンもありました。 曲が「月の光」に移り、音の色が変わっていく様子(イメージ)を解説しながらの演奏でした。生徒たちは一様に音楽に引きこまれていきました。
次にピアノの音が出るしくみについての説明が始まりました。
弦をはじく音、ハンマーやペダルの話、音が響く原理などを子供たちにわかりやすく説明してから、子供たちに実際にピアノの下に潜らせ、音を体感させました。(音楽はラフマニノフのプレリュード「鐘」の一番大きな音が出るところ)
ドビュッシーの次はベートーヴェンです。
「エリーゼのために」は各クラスに弾ける人がいたため、実際に子供に弾いてもらいました。
その後にレーリンク先生がオランダで教えてもらっていたピアノの先生の言葉「ベートーヴェンはなぜこの曲を創ったのかを考えてみてください」でレーリンクさんが考えた物語を披露していただきました。
最初のメロディーは花占いで「E::好きかな?Es:嫌いかな?どっちかな?」と呟きながら演奏
第一展開部は「私の気持ちが受け入れられたらこんなに嬉しい」とその演奏。
第二展開部は「私の気持ち受け入れられなかったらこんなに悲しい」とまた演奏。
生徒、先生ともに皆、曲の虜になっていました。もちろん最初にピアノを弾いた子どもたちは真剣な眼差しで聴き込んでいました。
そして最後は生徒の合唱での締め。
「飛べよツバメ」と「発寒小学校校歌」 生徒の歌はどれも絶品。
レーリンク先生も鳥肌がたったという程素晴らしい歌声を披露していただきました。
それまでにレーリンクさんに充電してもらった音楽的感性が一気に噴き出たという印象でした。
40分という時間がとても短く名残惜しさもありましたが、素敵な演奏会でした。
レポート 江幡 一馬


※当事業は平成24年度郵便事業株式会社年賀寄附金配分を受けて実施いたしました。


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