大牟田地区ステップ開催レポート(2022年2月27日)
アンサンブルを通して音楽の力を養う
今年で8回目を迎え、72組の参加者をむかえた大牟田ステップ。感染状況の行く末が気になる難しい時期でしたが、欠席は少なく、トークコンサートと講評も2年ぶりに実施でき、充実したステップとなりました。
私がステップ開催を決意した理由は、アンサンブル企画への思いでした。2008年の島原地区で、故多喜靖美先生と一緒にアドバイザーを務めた際、お話を伺う中でアンサンブルの魅力に惹きつけられました。「互いの音を聴きあう経験を通して、子供たちの耳を養いたい。同時に、自分自身の演奏を聴く力を発展させたい」と願い、その機会としてステップでのアンサンブルステージを企画してます。
今回の開催にあたっては、前日にチェリストの谷口賢記先生とピアニスト松本裕子先生によるアンサンブルプライベートレッスンを実施し、当日ゲネプロを行いました。出演者は、おふたりの先生から熱心なご指導を受け、ゲネプロで演奏を修正確認し、ホールでの音を確かめながら本番に臨むことができました。
運営する立場として、レッスンから本番まで、一人ひとりの成長を見守ることに喜びを感じています。今後とも、有意義なアンサンブル企画を盛り込んだステップ開催を目指していきたいと思います。