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表参道9月ステップ開催します(2016.9.11)

ごあいさつ

水には神秘が秘められていて、水は形をなさず、透明のはずなのに深い奥底は見えず、津波となっては町や人をのみ込んでしまう。
『オンディーヌ』水の精の物語をベースにした作品は、水にまつわる怨念や恐怖を映し出します。

ヴェニスのゴンドラ漕ぎの舟歌もあります。ショパンの『バルカローレ』がそうですが、水面にはねかえる光が七色にまたたくのに、波間には死のモティーフが見え隠れします。
『ヴォルガの舟歌』は苦しい労働の歌。
チャイコフスキーの四季から6月『舟歌』には、岸辺にたたずむと波が足にキスで挨拶をしてくれる、星はひそやかな光で迎えてくれる、という詩がついています。

心を描写する水の情景はそこまで。ラヴェルの『水の戯れ』になると、「水の運動と様を描いてこれほど見事な作品はない。」と三善晃が評した
ように、リアルに目で見える水の動きを描写するようになります。
水の魔力はいつの時代も創作力をかきたてるのでしょうね。

表参道パウゼステップに弾きに来て下さってありがとうございます!
ご一緒に音楽する一日にいたしましょう!

表参道パウゼステーション代表
楠原祥子

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