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【実施レポ】子供の能力を引き出す「ステップ活用術」(石黒 加須美先生)

2012年10月8日(月)ピティナピアノセミナー報告
 石黒加須美先生  子供の能力を引き出す「ステップ活用術」  
                   ヤマハミュージック中四国岡山店サロンホール

石黒先生による、「幼児期の能力開発&親対応の極意」と題した3回シリーズの第2回目。
この日集まった、約30名の指導者たちのうち、ピアノステップに生徒を出したことのある人が半数強という中、まずは、ピアノステップがどういうものなのかというお話で始まりました。
ステップの要綱にも挙げられている、7つの特徴、継続・向上・個性・公開・客観性・交流・記録ということについて石黒先生は、ご自分の体験に基づいた具体例をもとに、お話しくださいました。
誰でも人生に数回は、決して失敗できない分岐点といえる場面が訪れます。そんなときにこそ存分に力を発揮できる〈人間力〉をつけていくのに、ステップやコンペといった数々の舞台経験が生きてくること。特に、ピアノステップは、どの子にも必ず何かしら「よかったね」と言ってあげられるステージなので、ぜひ就学前の生徒さんにも体験させてあげてほしいこと。ちびっこフリーステージなどでは、指1本の演奏でも、手拍子や歌でも、お母様と一緒に出るのでもOKなこと。舞台で体験した喜びと自信が、ピアノ大好き、発表大好きという子供にしていき、そのうち大きく才能が開花していくことなどの具体例を聞かせていただくと、参加者一同「なるほど~」とうなずくことばかりでした。
先生ご自身の、特に導入期の子供たちへのレッスンでは、音感、リズム感、想像力を3本柱として、音符がお勉強でなく遊びとして、自然に身についていくようにご指導されているとのこと。ステップの課題曲を選ぶ作業を楽しみながら、四期を網羅した課題曲に触れて、指導者も大きく力を伸ばせるということなども伺い、これまでステップというものをあまりよく知らなかったという指導者の中には、「次はうちもステップに出してみようかな」と思ってくださった方もいたようでした。講座終了後も、石黒先生の周りには、お話ししたい人が集まり、テキストのこと、生徒のこと、保護者対応のことなど、日頃の悩みについて、石黒先生の経験豊かなお話しを聴かせていただいていました。

おかやま白桃ステーション 小林


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