ピティナ・碧南秋季ステップ開催記録 (2013年11月16日・17日)
小春日和の晴天に恵まれ、2日間にわたり157組もの大勢の方に参加していただき、碧南秋季ステップを開催しました。2日目は6人のアドバイザーの先生方によるローテーション進行となり、ハードスケジュールのプログラムになりましたが、トラブルもなく予定通り終了することができスタッフ一同ホッとしております。
当ステーションがステップを開催し始めた頃(もう10年以上になります)に比べると、日頃の練習の成果の発表の場としてだけでなく、コンクールのリハーサルとして活用される方はもちろん、勉強や部活で忙しい中学生や高校生、大人の方、また男の子の参加が随分増えてきたと感じます。これは、ピティナがめざす『生涯を通してピアノを楽しむ』という趣旨が浸透してきたことと、この碧南地区にステップが定着してきたことの現れではないかと思います。 今回が8回目となる室内楽体験ステージも、今回が8回目となる【室内楽体験】もステーション企画として定着してきました。
今回参加された20人の方の公開レッスンは土曜日朝から6時間にも及びましたが、今回もまた多喜靖美先生にパワフルなアドバイスをいただき深く感謝いたしております。
初めて室内楽体験に参加された小5の女の子のエピソードをひとつご紹介します。彼女はヴァイオリンとのデュオでレッスンを受けられました。初めて弦楽器を間近で見たことによほど感動したのでしょうか。その日の夜、さっそく学校の自主学習ノートに妹と一緒に、多喜先生のお話された弦楽器とピアノの違いや、魂柱のこと、弓は馬の尻尾の毛でできていることなどを絵つきで書いていたとのこと。レッスンの様子を見学していた妹さんは「私はチェロとやりたい!」と次回の参加を楽しみにしているそうです。お母様も「貴重な体験をさせていただき、音楽の世界がまた広がりました。」と大変喜んでおられました。
子どもの頃からこのような経験ができることは、本当に本当に素晴らしいことだなぁ、と指導者の立場からもつくづく感じました。この貴重な体験は、一生の宝物になることでしょう。
また、アドバイザーの松本先生は講評の中で
「私は7年前にこの碧南で室内楽体験を初めて聴いてとても感動しました。すぐに多喜先生にお願いして埼玉の自分のステーションでも室内楽を始めました。それを聴かれた北海道の先生が、北海道でも室内楽を始めました。このステップがきっかけで、どんどん室内楽の輪が広がっていますよ。」と話してくださいました。私共のステーションが室内楽を広めるきっかけの一端を担ったのであれば、この上なく光栄なことであり大変嬉しく思いました。
来年(2014年11月)も室内楽体験を行う予定でおります。ぜひ多数の方のご参加をお待ちしております。
多喜先生と弦奏者の澤田・小縣両先生によるトークコンサート
3人の先生方による室内楽コンサートも定番となりました。多喜先生も「年に一回、織姫と彦星のごとく一緒に演奏するのが楽しみです。」とお話くださいました。このコンサートを聴くためだけにわざわざご来場くださる方もあるほどで、今回は130名ほどの方々がその演奏を楽しまれました。
今回は、コンペB級の課題曲に選定されたこともあるギロックの曲を題材に、多喜先生がオブリガードをつけピアノトリオに編曲された曲と、ロシェロールの新作などを演奏していただきました。先生方の演奏は息もぴったりで、前日に30分程度のリハーサルをされただけとは思えない素晴らしい音の響きが聴衆を魅了しました。とくにアンコールで演奏された『サラバンド』は、多喜先生がこの曲へ『震災復興への想い』を込めて作られたという慈しみのお気持ちがひしひしと伝わりました。ホール中に深い悲しみや喪失感、怒りやあきらめ、そしてやさしさや温かさ、感謝、未来への希望・・・さまざまな思いが渦巻き、最後はあふれる愛の音に癒され、たくさんの方が涙しておられました。その音色が今でも耳に残っており思い出すたびに胸が熱くなります。
「やっぱり音楽の力ってすごい!」と感無量です。
先生方、いつもながらステキなステキな時間をありがとうございました。
三河シーサイドステーション 今後のステップ開催予定
*2014年 6月14・15日*
碧南ステップ 碧南市芸術文化ホール(エメラルドホール)
*2014年11月29・30日*
西尾ステップ 西尾市文化会館小ホール
★室内楽体験ステージを予定
小春日和の晴天に恵まれ、2日間にわたり157組もの大勢の方に参加していただき、碧南秋季ステップを開催しました。2日目は6人のアドバイザーの先生方によるローテーション進行となり、ハードスケジュールのプログラムになりましたが、トラブルもなく予定通り終了することができスタッフ一同ホッとしております。
当ステーションがステップを開催し始めた頃(もう10年以上になります)に比べると、日頃の練習の成果の発表の場としてだけでなく、コンクールのリハーサルとして活用される方はもちろん、勉強や部活で忙しい中学生や高校生、大人の方、また男の子の参加が随分増えてきたと感じます。これは、ピティナがめざす『生涯を通してピアノを楽しむ』という趣旨が浸透してきたことと、この碧南地区にステップが定着してきたことの現れではないかと思います。 今回が8回目となる室内楽体験ステージも、今回が8回目となる【室内楽体験】もステーション企画として定着してきました。
今回参加された20人の方の公開レッスンは土曜日朝から6時間にも及びましたが、今回もまた多喜靖美先生にパワフルなアドバイスをいただき深く感謝いたしております。
初めて室内楽体験に参加された小5の女の子のエピソードをひとつご紹介します。彼女はヴァイオリンとのデュオでレッスンを受けられました。初めて弦楽器を間近で見たことによほど感動したのでしょうか。その日の夜、さっそく学校の自主学習ノートに妹と一緒に、多喜先生のお話された弦楽器とピアノの違いや、魂柱のこと、弓は馬の尻尾の毛でできていることなどを絵つきで書いていたとのこと。レッスンの様子を見学していた妹さんは「私はチェロとやりたい!」と次回の参加を楽しみにしているそうです。お母様も「貴重な体験をさせていただき、音楽の世界がまた広がりました。」と大変喜んでおられました。
子どもの頃からこのような経験ができることは、本当に本当に素晴らしいことだなぁ、と指導者の立場からもつくづく感じました。この貴重な体験は、一生の宝物になることでしょう。
また、アドバイザーの松本先生は講評の中で
「私は7年前にこの碧南で室内楽体験を初めて聴いてとても感動しました。すぐに多喜先生にお願いして埼玉の自分のステーションでも室内楽を始めました。それを聴かれた北海道の先生が、北海道でも室内楽を始めました。このステップがきっかけで、どんどん室内楽の輪が広がっていますよ。」と話してくださいました。私共のステーションが室内楽を広めるきっかけの一端を担ったのであれば、この上なく光栄なことであり大変嬉しく思いました。
来年(2014年11月)も室内楽体験を行う予定でおります。ぜひ多数の方のご参加をお待ちしております。
多喜先生と弦奏者の澤田・小縣両先生によるトークコンサート
3人の先生方による室内楽コンサートも定番となりました。多喜先生も「年に一回、織姫と彦星のごとく一緒に演奏するのが楽しみです。」とお話くださいました。このコンサートを聴くためだけにわざわざご来場くださる方もあるほどで、今回は130名ほどの方々がその演奏を楽しまれました。
今回は、コンペB級の課題曲に選定されたこともあるギロックの曲を題材に、多喜先生がオブリガードをつけピアノトリオに編曲された曲と、ロシェロールの新作などを演奏していただきました。先生方の演奏は息もぴったりで、前日に30分程度のリハーサルをされただけとは思えない素晴らしい音の響きが聴衆を魅了しました。とくにアンコールで演奏された『サラバンド』は、多喜先生がこの曲へ『震災復興への想い』を込めて作られたという慈しみのお気持ちがひしひしと伝わりました。ホール中に深い悲しみや喪失感、怒りやあきらめ、そしてやさしさや温かさ、感謝、未来への希望・・・さまざまな思いが渦巻き、最後はあふれる愛の音に癒され、たくさんの方が涙しておられました。その音色が今でも耳に残っており思い出すたびに胸が熱くなります。
「やっぱり音楽の力ってすごい!」と感無量です。
先生方、いつもながらステキなステキな時間をありがとうございました。
三河シーサイドステーション 今後のステップ開催予定
*2014年 6月14・15日*
碧南ステップ 碧南市芸術文化ホール(エメラルドホール)
*2014年11月29・30日*
西尾ステップ 西尾市文化会館小ホール
★室内楽体験ステージを予定