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越谷支部オリジナル アナリーゼ講座(6) バッハのインヴェンション(1,2)

アナリーゼをした結果、主題を見つけた、カデンツを見つけた、調が分かった、装飾音の入れ方が分かった。それで、それをどのように演奏したらいいのか? これこそが「正解」というお手本はないというけれど、それではどのような選択肢や可能性があるのだろうか? ピアノはチェンバロの真似をどこまですべきなのだろうか?

今回より長期シリーズで継続する予定の「インヴェンション解剖+組み立て講座」では、アナリーゼをして見えてきた「部品」を、「製品」として組み立てる方法を考えます。初回は1番と2番を取り扱い、各種の常套的なアナリーゼ(主題、旋律の流れ、背後にある和声、終止形と形式、呈示と嬉遊、音程、音域、リズム、拍子、テンポ、様式、その他)をしたあと、実際の演奏の方法をいろいろと提案し、それぞれの違いを探ります。またいろいろな演奏家の演奏を比較検討し、直接レッスンの指針の一助となるような内容を用意しています。

何が正しいかはたぶん見つかりませんが、どうすると「間」が「違って」聴こえるかということは少し見えてくるはずです。

また、とりわけ演奏が難しい箇所の対策など、ソルフェージュの観点からの導入方法も併せて検討していきます。

越谷支部オリジナル アナリーゼ講座(6) バッハのインヴェンション(1、2)

【とき】2010年1月18日(月) 10時から12時
【ところ】和幸楽器越谷店(東武伊勢崎線越谷駅から徒歩7分)
【ねだん】PTNA会員2000円 一般3000円(資料代含む)

*当日は講師が作成したアナリーゼプリントをお配りします。
*質問の量によっては、1番だけで終わってしまうかもしれません(いつもながら、愚問大歓迎です。愚問の中にこそ本質が隠れていることも多いので)。

講師:西尾洋(にしおよう 作曲家。1977年生まれ。東京藝術大学附属音楽高校卒業後、同大学音楽学部作曲科を中退、ドイツ・リューベック音楽大学を経て、同大学院を審査員満場一致の最高点で修了。DAADドイツ学術交流会奨学生。作曲家グループ東京楽派メンバー。日本現代音楽協会、日本ソルフェージュ研究協議会、PTNA各会員。財団法人ヤマハ音楽振興会東日本支部などで作曲指導や講演活動に携わるほか、執筆、翻訳、通訳なども行っている)

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