2022年6月 1日

窪川四万十ステップ開催します(2022.6.5)

              ごあいさつ

 高知県西部、窪川四万十地区でステップ開催が出来ますこと、御協力頂きました皆様に心よりお礼申し上げます。当ホールは周りの環境も素晴らしく、公園では先月まで「森のピアノ」が人気でたくさんの方が訪れてピアノ演奏や他の楽器とのアンサンブルを楽しんでいらっしゃいました。そのような地区でステップが盛り上がってくださる事、大変うれしく思います。

 今回は末永匡先生によるトークコンサート<13:40~13:55>があります。
プロのピアニストの演奏を皆様でお楽しみください。

 そして、素晴らしいアドバイザー、栗木麗子先生、末永 匡先生、平尾典子先生にお越しいただきまして感謝申し上げます。来年もたくさんの皆様と、このホールでお会いできることを楽しみにしております。

                 窪川四万十ステップ スタッフ一同

(当日のプログラムより)

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2021年6月 2日

窪川四万十ステップ開催します(2021.6.6)

 本日は窪川四万十ステップにご参加いただきましてありがとう
ございます。

 昨年突然現れた新型コロナ感染症により、普段の生活でも不自由
が増える中、ピアノを弾く気持ちを失わず、熱心に練習を続けて
くれていること、意欲的に発表してくれること、そしてそれを
支えてくださっているご家族、また指導者の先生方に感謝を申し
上げます。

 窪川四万十ステップはスタートしたばかりですが、昨年が中止
となりましたため今回が第2回目となります。
もっとピアノが、そして音楽が楽しくなる場として大きな伸び代の
あるステップです。

 今日のステップが、継続して窪川四万十に根ざしていく良い機会
となりますことを願っています。
                 
ピティナ高知支部支部長
門脇加江子

(当日のプログラムより)

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2019年5月29日

窪川四万十ステップ開催します(2019.6.2)

この度、高知県では3番目のステップ会場として窪川四万十ステップを
開催することになりました。

東西に長い高知県、中心の高知市のみでなく、広く西や東の地区でも
ステップを開催し、出来るだけ多くのピアノを愛する皆さんにステージを
経験してほしい、という願いが、まず西地区の指導者の先生方のご努力に
より実現いたしました。緑豊かな四万十地区で静かな一歩を踏み出した
窪川四万十ステップ、これから息長くこの地区で親しんでいただける
ステップになるよう、高知支部会員一同、力を合わせて盛り上げて
いきたいと存じます。

そしてこの第一回窪川四万十ステップに、昨年、高知で開催したトーク
コンサートが大好評だった今野尚美先生をアドバイザーとしてお迎え
することができました。その情熱的なトークコンサートもどうかお楽し
みください。

           高知支部長 門脇加江子

(当日のプログラムより)

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2016年3月20日

【実施レポ】2016年度 ピティナピアノコンペティション課題曲セミナー

ピティナ高知支部では、2016年3月17日、黒田亜樹先生をお招きして高知市のZUMZUMホールにて課題曲セミナーを開催いたしました。

クロアキ写真2.JPG

 午前中のA1級、C級ではそれぞれの時代背景や様式を知ることはとても大切、でもあまりにもその知識だけで頭でっかちになるのではなく(特に年齢の低い級では)、現代のこの楽器を「いい音で弾く」そして「音楽を奏でることは楽しい」ということをいつも感じていてほしい、という黒田先生の思いが伝わってきました。具体的な奏法やそれに伴う練習の仕方も丁寧に教えていただきましたが、変化を持たせて弾くことでともすれば単調になりがちな練習もなんだか楽しくできそうでした。伸びている音符のときに音価を感じるようなリズムを(先生が)入れてみる、とかワルツらしくあるいはマズルカらしく感じるゴージャスな伴奏を先生が即興で弾いてくださった時には、小さなかわいい曲なのに音楽が生き生きと立ち上がってくるようで感動しました。

クロアキ写真1.JPG

盛りだくさんな内容で午前中は15分ほど延長。午後はB級、D級とE、F級の邦人作曲家を取り上げていただきました。今回、バロックやクラシックでも「均等に描かれている音符を均等に弾くわけではない」「ノートイネガル」のお話がたくさん出てきました。この「美しい揺れ」は考えてできることではないけれど、やはり原典も聞き、たくさんバロック、クラシックを弾いていく中、体験していく中で 身につけていくことができるというお話もありました。そういった午前中のお話に加えて、午後は先生ご持参のシークレットグッズによってピアノの音がチェンバロの音に変化したり、原曲、原典を知るためにYOUTUBEの音を聞かせてくださったり、普段はあまり聞けない邦人作曲家作品の由来なども非常に興味深かったです。

親しみ安くノリの良い黒田先生のお話に参加者もあっという間に魅了され、終始笑いと感嘆の声が絶えない講座となりました。黒田先生、本当にありがとうございました。

2016年3月 6日

2016ピティナコンペティション課題曲セミナーのお知らせ

ピティナ高知支部では、2016年のコンペティション課題曲セミナーに黒田亜樹先生をお招きしています。イタリアと日本を行き来しながら大活躍されている黒田先生のパワフルなセミナー。3月も短い日本ご滞在の間の貴重なセミナーです!どうかお聞き逃がしのございませんよう、お申し込みはこちらまで↓
ramosu-mama@docomo.ne.jp または FAX/088-825-2662
●日時 3月17日(木)10:00~12:00(A1級、C級)
          13:00~15:00(B級、D級 E,F級邦人作品)
●場所 ZUMZUMホール

2015年5月11日

【実施レポ】2015年度コンペ課題曲セミナー(関本昌平先生)

2015年4月1日(水)2015年度コンペ課題曲セミナーが行われました。小雨の降る中、遠方から来られた方もいらっしゃり、100名程の受講者が集まりました。関本昌平先生の演奏に耳を傾け、お話に頷きながらあっという間に時間が過ぎました。
先生は課題曲をわかりやすくアナリーゼしてくださり、音楽用語に詳しくないご父兄にも納得できるようにかみくだきながら比較演奏を加えて進められました。なぜそうなるのか和声進行の響きを用いて示してくださり、ナルホドとうなずく姿があちこちで見うけられました。また、音色を作る際の指の使い方では、付け根から動かしてしっかり独立させて音を聞き取るように。弱い指は普段の生活の中でもトレーニングできるので、ぜひ取り組んでみてとアドヴァイスくださいました。
それから楽譜をしっかりと読むことの大切さも取り上げられました。和声の進行を感じとり臨時記号の意図を見逃さない。臨時記号によってそれまでの調の性格がじわりと変化していく。作曲者の意図を理解するために真摯に楽譜と向き合わなければと気を引き締めなおしました。

[エリーゼのために]の課題では音のメカニズムを取り上げ、増幅する音量をいかに処理するのか。左手連打音の部分でペダルの使用例を聴かせて下さいました。音の波形を積み重ねるのでなく揃え続けることで、響きが統一し静けさの中に緊張感が増し、とても魅力的な演奏となり感動しました。早速帰って試してみたのですが、難しい。できそうな気がしたのですが、必死になり呼吸を忘れてしまいました。関本先生のマジックにかかっていたのでしょうか。
近現代課題では級が上がるとともにリズムが細かく複雑になってきます。それで先生はリズムを正確にする為、細かい音符を全て手拍子してみるようにと提案されました。手拍子の仕方でリズムのノリが生まれてカッコ良くなったり、安定感が出てきました。[テンポ通りにリズム打ち]これもなかなか大変。見るとやるとでは大違いでした。
そのほかジェスチャーを交えてのイメージ作り。本当に目の前に雲が漂っているような言葉掛けに、天井が青空のように見えてきて遠くをゆったりと進んでいく雲を想像していました。曲の中に引き込まれる演奏はこのように作られていくのだなと思いました。

高知では2度目の講座でしたので、高知のファンがこの日を楽しみにしていました。そして先生の気さくなお人柄と素晴らしい音色、的確なアドヴァイスにまたまた魅了されました。次もまた是非ともいらして頂きたいとスタッフ一同心より願っております。関本先生ありがとうございました。
Rep:ピティナ 高知県支部 宮地 公美子

2014年12月 1日

【実施レポ】作品の時代によって"音色を変える"とは?(関本昌平先生)

2014年11月16日(日)高知市文化プラザかるぽーと小ホールにて、関本昌平先生の講座「作品の時代によって"音色を変える"とは?~古典期のソナタとショパンエチュードを題材に~」が催されました。多方面でご活躍中の関本先生の音色に期待が高まり、たくさんの受講者が集まりました。

活躍した時代の違う作曲家の作品の特徴的なモチーフをどのように演奏するのか?当時の楽器や生活文化を知り、現代のピアノで表現するには・・・。関本先生は素晴らしい音色で見本演奏され、ハイドンの細かいパッセージや、一瞬で流れの方向を変えるところでは、何度も打鍵の仕方を丁寧に見せてくださいました。受講者は皆、見よう見まねで、腕の力を入れずに指を素早く動かしてみたり、鍵盤から指を引き上げる動きを試してみたりしていました。

モーツァルトのスケールではドライ感を表現され、ベートーヴェンでは駆け上がった先での脱力で穏やかさを表現するなど、腕、肘、手首、指の関節をどのように使うと良いのかを見せてくださいました。オクターブは関本先生の出される厚みと弾力のある伸びやかな音に圧倒され、腕の力が入らないことがどれほど大切かよくわかりましたが、脱力はかなり難しく、腕に力が入ってしまい自由に動かせませんでした。

先生は古典ソナタを使ってショパン風に弾くとこんな感じになるかな?と演奏され、クリアで直線的で重さを意識した古典期ソナタと、ペダルが多用され響きや音色をいかに作るかというロマン派の違いを弾き分けられ、その変貌ぶりに感動しました。そこからショパンのエチュードに進み、先生特有の表現「くねくねモチーフ」を、くねくねと見本演奏をしてくださり、感覚的にもなる程!と、ショパンエチュードの魅力がさらに理解できました。

難しい曲を楽しくわかりやすく説明してくださり、そして何よりも演奏を通して音のサンプルをたくさん示してくださいました。指導者の先生方はもちろん、生徒さん、ご父兄の皆さんにとっても、とても素晴らしい講座となりました。この日受講された方からは「2時間半があっと言う間にすぎました」「1週間分くらいの内容でした。」「演奏を聴いて、ずっとこの中に浸っていたいと思った。」と感想を寄せられました。ますますご活躍でご多忙な先生ではありますが、ぜひまた、高知へいらしてほしいと願います。

(Rep:ピティナ高知県支部 宮地公美子)

2014年4月14日

【実施レポ】2014コンペ課題曲セミナー(菊地裕介先生)

【実施レポ】2014コンペ課題曲セミナー(菊地裕介先生)2014年4月6日(日)男女共同参画センター ソーレ大会議室において、菊地裕介先生をお迎えし
2014年度ピティナ・ピアノコンペティション課題曲の指導・演奏ポイントを、演奏付きでアドバイスしていただきました。当日は約100人の受講者が集まり、有意義な時間を過ごすことができました。

限られた時間の中、A2級~D級のバロック・古典・ロマン・近現代曲、E.F級の近現代邦人課題曲を中心に、取り上げて進められ、各曲の要となる、作曲者の意図するところは何か、楽譜から読み取れることは何かを多くの例をあげながら、優しい口調で丁寧にご指導くださいました。

また演奏も素晴らしく、「難しいことを簡単にしていく作業が大切である」と最初に仰られ、A2級からF級までどれも素晴らしい演奏を披露してくださいました。あんなに楽に弾けるものなのかと、淡い期待を持ってしまいました。
 
比較による演奏では、初心者にもわかるように表現してくださり、ポイントを明確に説明されました。和声進行も動きを感じとりやすいように、言葉を添えて弾いてくださり和声の役割を理解できました。
 
 菊地先生が何度も口にされたのは「楽譜に忠実であること」でした。
「バロックは作曲者の指示が少ないからこそ、楽譜から読みとる作業を怠らないこと」
「トニック、ドミナントを感じ取ることで立体的に曲をつかむこと」
「小節線や拍にとらわれ過ぎないこと」
「装飾音の作り方、何を飾るのか見極めること」等

当たり前のことなのに、十分にはできていない事に反省させられました。
楽譜によってアーティキュレーションが違っていたりするので、原典版を含め、色々な版を見比べることも必要なことであるとのアドバイスもあり、指導者間の情報交換を深めていく勉強会の場が増えると良いと思いました。

時間が少ない中、E・F級の邦人曲を美しく多彩な音色で、繊細な音や奥行きのある深い音で、軽々と弾きこなされ、感動いたしました。大変そうに見せない演奏を目指して工夫を重ねていきたいと思いました。
 
中高生の受講生からは、
「菊地先生の音楽に対する魂を肌で感じることができた。」
「音の空間がすごくて、背中がゾクゾクした。」
「帰って直ぐに弾きたくなってしまった。」
「自分の級より下の級の課題曲の説明で、曲の仕組みがすごくよくわかった。」
などの感想をもらいました。

菊地先生には、長時間に渡りご指導くださり、本当に感謝しております。
ぜひまた、高知へいらしていただきたいと願っております。ありがとうございました。

(Rep:ピティナ高知県支部 宮地公美子)

2012年4月25日

【実施レポ】2012コンペ課題曲セミナー(喜多村知子先生)

2012年4月8日(日)、こうち男女共同参画センター「ソーレ」大会議室において、
喜多村 知子先生をお迎えして「2012年度ピティナ・ピアノコンペティション課題曲セミナー」
開催いたしました。

当日は、A2級からD級、そして連弾初級Aと、大変な曲数を各曲の概要について、丁寧に、
とても分かりやすく解説していただきながら、それを素晴らしい演奏で具体的に示して
くださいました。
特に音色について、ピアノの構造や手の骨の作りなどから、どのようにすればどのような音が
出るかを具体的に音を出しながら解説していただき、ただ音の大小ではない、音色の変化による
表現、音楽のエネルギーはそのままに、かげになる音を作ることなど伝えていただき、
セミナーに参加されていた方々から、ちょうど悩んでいたことを解決する糸口になったという
お声が多く聞かれました。
また、連弾についても、ソロの演奏にもつながるポイントをたくさんお話いただき、
たくさんの宝物をいただいた一日でした。

本当に、ありがとうございました。

(Rep:ピティナ高知県支部  佐竹志之)

2011年4月25日

【実施レポ】2011年コンペ課題曲企画 課題曲セミナー(中井恒仁先生)

2011年4月10日(日)高知県男女共同参画センター「ソーレ」大会議室において、
昨年に引き続き中井恒仁先生をお迎えして、 「2011ピティナ・ピアノコンペティション課題曲セミナー」を開催致しました。

今回の震災で各地のセミナー等が中止となる中、このような時間をもてます事に感謝しつつ、
セミナーが始まりました。

A2級からD級、そしてE・F級の近・現代曲とたいへんな曲をそれぞれの曲のイメージの
作り方など交え、わかりやすく解説頂きながら、演奏で具体的に示してくださいました。

特に音楽にあわせた脱力、ただ音の隙間を埋めるだけでない、レガートらしい音色とライン、
ハモる音とぶつかる音、同じ和音を弾くにしても、様々な音色の可能性があることetc...。
A2級の段階から意識の中に刷り込ませたい数々の大切な事を子供たちにもわかる言葉で
お話されながら、また具体的な音で伝えてくださいました。

何より、演奏が言葉を越えて説得力があり、すばらしく、その音色の美しさ、またその変化に
時間を忘れて聞き入っておりました。
中には帰りに「宝石箱を拾ったような気持ちになった!」と話してくれた子供さんもいらして、
この場をお借りして、中井先生に改めて感謝申し上げます。

(Rep:ピティナ高知県支部 佐竹志之)

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