今回は「ロシアン奏法に基づく合理的な練習方法~導入編」でした。
独特の京都の言葉による語り口がとても気持ちよく、ほのぼのとした雰囲気の中でお話されました。
初めから、「どなたか弾いてみてください」と、照れてる暇もなくピアノの前に座ることから始まりました。
最初は恥ずかしくても、「アッ!」という変化を感じることができ、それが、聴いている方々にもわかるのか、次々と、皆さんもピアノの前に座って、先生の指導を受けました。
実際、言われていることは、本当に全てその通りで納得できるのですが、なかなか、教えるということが難しいですよね。でも、自分が体験してみると、「なるほど」と思うことしきりでした。
皆さんのレポートを少し抜粋します。
・先生のおっしゃる様に弾けた時の、すっきりと抜けた通る音、腕全体が空っぽになる感覚が、とても気持ちよかったです。音の違いがわかるように、共感です。
・音を響かせる為に肘を横に振る感じで体得してたので、実際に弾かせて頂いた時に、先生に直して頂き、実感。帰って、すぐに弾いてみたいと思います。
・打鍵するコツをつかませるために、「まっくろくろすけ」を使ったり、音の違いをわからせるために、リズムスティックを使ったり、いろいろと工夫されていて参考になりました。
・まずは、ノンレガートから始めるということ、目からウロコでした。
・左右の手を同時期から使うというのも、なるほどと思いました。
などなど、尽きることはありません。
また、ムジカノーバの7月号にも、先生の記事が載っていますので、参考にしてください。
私もまた、感じたことは皆さんと一緒です。
なかなか、純粋に音を追求するというレッスン環境に遠いですが、少しでも近づけるように頑張りたいですね。
松田先生、ありがとうございました。