ごあいさつ
本日は、岸和田春季ピティナピアノステップにご参加くださいましてありがとう
ございます。今年は、5回目の節目の年となります。何もわからない状態から始め
させていただき、何とか5年続けて開催させていただいてこれましたのも、ピティナ
本部の方々を初め、お手伝いくださっている先生方、また、ご参加くださっています
皆様のおかげだと、心より感謝致しております。
ステップを始めさせていただきましたきっかけは、音楽がどれほど素敵なもので、
身近で喜びを感じられるものなのかを、もっと皆様に知っていただきたいという想い
からでした。小学生の頃までは、頑張って続けて下さっているのですが、1番大事な心が成長する中学生以上になってこられますと、特に、受験前になりますと忙しくなり、中々時間を取れないという事も事実でしょうし、お辞めになる気持ちもわかります。
更に塾の先生から、ピアノみたいなものまだ続けているのか、と言われる方もおられる様です。悲しい事です。海外では、素晴らしい大学ほど、音楽に携わる事を推奨して
いるのに。。。練習をするかしないか、時間が長いか短いかが問題ではありません。
どの様に音楽と関わるのかが問題なのです。1人の作曲家を知るために、歴史を知り、政治背景を知り、その作曲家と関わった他の分野の人達を知り、その人達について
もっと勉強する。演奏する時には、集中し、先を読み、音の響きを感じ取り、その
作曲家の気持ちに寄り添う。。。アンサンブルでは、他の楽器との調和を知り譲り
合う事までも知りetc.。音楽を聴く時でさえ、五感をフル活動させているのです。
それが、どれだけ人間としての成長に役立つのか。。。
どうぞ、机に向かうだけではない、柔軟で高度なこの「勉強」を忘れないでいただけ
ますと幸いです。
(当日のプログラムより)