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2012鹿児島地区予選開催

2012年6月8・9・10日の3日間、鹿児島の谷山サザンホールにて第36回ピティナ・ピアノコンペティション鹿児島地区予選が開催されました。
8日金曜日がE級・F級、9日土曜日がD級・連弾初級AB・連弾中級・連弾上級・C級、そして10日、日曜日がA2.A1級・B級と全部で256人(組)と去年より参加者が増えての開催となりました。
進行もほぼ時間通りスムーズに運び、生徒たちの熱のこもった素晴らしい演奏をたくさん聴くことが出来ました。

 D.E.F級は掲示発表でしたが、それ以外の級は 審査員の先生方の講評と舞台発表がありました。

 連弾では、息の合わせ方についておはなしがありました。無理な呼吸でないことが大切で、そのほうが曲のイメージがあってくること、日頃のレッスンで連弾を弾いていると楽しみながら息の合わせ方が出来るようになること、
そして相手の曲を聴いてあげる余裕が必要であること、またプリモとセカンドの人の音の出方が打鍵が一緒でも違って聞こえることを理解しながら弾くとよく混じり合った音が二人の体に共鳴するとか とても丁寧な解説とかもして下さいました。

 C級ではこの級の頃から本格的にピアノを弾くのに良い体格になっているのですわりかたにも安定感が出て来て、オクターブも少し余裕を持って弾けるようになる。
この年齢から本当のレガートの勉強を始めると良い、指が動くだけでなく書いていなくても弾く時のふしまわし、表情をつけるなどしてこう弾きたいという意思を持って欲しいなどのお話がありました。

 A2・A1級では片手ずつ歌いながら練習すること、フレーズを感じること、毎日の練習の積み重ねの大切さをお話して下さいました。

 B級ではB級からC級にかけて基礎の出来上がる大切な時ですから、左右のバランスをよく聞き音色を作ること、ピアノは他の楽器と違ってたたくとすぐ音が出るので音を作るのはかえって難しい。呼吸も大事歌って弾いてみよう。
楽譜は最後の最後まで繰り返し見て書かれている意味を考える。このことは一生続く。
テンポに関して忙しく聞こえる人は弾いている本人に合っていない。曲のキャラクターに合ったテンポ。表情にあったテンポに注意して。
指のコントロールの勉強を始めるころですからバロッククラシックをたくさん弾きましょう。
とたくさんお話して下さいました

足台を舞台で設置されるお母様方には音の出ない靴を履いてきて下さるようお願をしていますが、それもすっかり浸透して準備してきて下る方がほとんどでした。
舞台袖で我が子の演奏を祈りながら聞いている姿には感動させられます。
今年も大勢の参加者でしたが、会員の先生方のご協力により無事に終えることが出来ました。


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