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美しく表情豊かな響きを求めて-(日比谷友妃子先生)

blog_081201ichimiya_hibiya.jpg強風で落ち葉で舞い散る中、改装されたばかりの新しいかすみスクール本部にて、日比谷 友妃子先生の講座が行われました。

今回の講座は、
心に届く、美しく、表情豊かな響きを求めて-エチュード、バッハなどの一般的教材を取り上げながら、段階を追って-。

ピアノ指導者には、いつも心がけ 生徒たちにもっとも教えなければならないテーマだと思います。遠くは彦根からお越し頂いた方もみえ、盛況に執り行われました。

ピアノは、鍵盤を押せば誰でも鳴らすことができる楽器、しかし、それを深い方向へ導いてあげるのは指導者次第です。

「トンプソン 小さなてのためのピアノ教本」
歌詞のニュアンスによって、楽譜には書いていないスラー、スタッカートをつけてブレスをして歌うことを初歩の段階から行う。


「バーナム ピアノテクニック」
長調と短調の違いを。第7音の導く音を高めに、第4音を低めに感じること→スケールにつながる。(ハノンNo.39)

「バイエル」
左右のメロディーが対話をするような音楽は、片手ずつの練習でスラーの練習を→ポリフォニー音楽


「ブルグミュラー  貴婦人の乗馬」
スラーやスタッカートの表現を多種多様に。

★実際によく使われている教材を使った実例でしたので、すぐにでも、自分の生徒たちに役立つものでした。

最後に 多くの作曲家の Esdur の曲を比較しました。作曲家の個性もありますが、ピアノの構造の変革も重要なものがあると思いました。


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