2014年1月10日 石嶺尚江先生によるセミナーが船橋ピアノシティにて開催されました。今年初めてのセミナーです。
今回は昨年9月13日に行われたブルグミュラー25のセミナーの後篇として、第11番「せきれい」から第25番「乗馬」までの楽曲の解説を行っていただきました。
9月のセミナー同様、楽しいお話と共により効果的なレッスンができるような工夫や、楽曲のイメージについてお話いただき、新たな発見が多く今回も1つ1つに感動することばかりでした。
その中でも印象深かったのが、題名から考えられる曲のイメージを明確に持つことで曲に対しての表現方法も変わってくるということです。
曲に関連した写真や絵を実際に見ることや、メロディに歌詞をつけて曲の背景を思い浮かべたり、映像で視聴したり楽器の音を聴くことなど・・・昔、自分が練習していた頃に感じていたイメージとは全く異なる曲もいくつかあり、私自身ももう一度1曲1曲の背景を目で見て耳で聴いて、曲に対しての理解を深めていきたいと思いました。
そして、ブルグミュラーが作曲に込めた思いについてもお話いただきました。曲集の終わりの数曲には故郷を思う気持ち、これからを生きていく子ども達に伝えていきたいメッセージがいくつも込められていることを知り、このブルグミュラーが伝えたかった思いをレッスンを通じて伝えていこう。伝えなければならないと強く感じました。
今回も2時間あっという間に過ぎてしまいました。思わず笑顔になる穏やかな場面もあり、石嶺先生の楽しいお話からパワーをいただいた先生方も多かったのではないでしょうか。石嶺先生、本当にありがとうございました。(文責:S.沙耶)