2017年5月 アーカイブ

2017年5月 4日

江戸川東ステップ開催します

江戸川東ステップにご出演の皆様、本日は誠におめでとうございます。
今年はアドバイザーに三好のび子先生(静岡)、今野万実先生(大阪)、
根津栄子先生(千葉)をお迎え致しました。

三好のび子先生のワンポイントレッスン、今野万実先生の
レクチャーも楽しみですね。そして5月8日(月)はアドバイザーの
今野万実先生によるセミナーも開催致します!

それでは本日の経験がご出演の皆様にとって思い出のページと
なりますように!

市川フレンドステーション スタッフ一同

(当日のプログラムより)

⇒スケジュール・プログラムはこちら

2017年5月 6日

明日5月7日江戸川東ステップ重要なお知らせです!

明日の江戸川東ステップ足台はM−60とフィットボードはステップ事務局でご用意させて頂きます。フィットペダルは各自ご持参いただきますよう、どうぞよろしくお願い致します。

ご出演の皆様に気持ち良く演奏して頂けますよう、スタッフ一同お待ちしております。
                市川フレンドステーション代表 根津栄子

2017年5月15日

江戸川東ステップ終了しました。

5月7日(日)江戸川区東部フレンドホールに於て江戸川東ステップが無事に終了しました。
Step2017_1.jpgStep2017_2.jpg 今年はアドバイザーに三好のび子先生(静岡県)今野万実先生(大阪府)根津栄子先生(千葉県)をお迎えしました。
以下順に第1〜2部、第3〜4部、第5〜6部の継続表彰です。
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三好のび子先生の的確で大変わかりやすいワンポイントレッスン、今野万実先生の参加型の楽しいトークコンサートなど大変充実のステップとなりました。
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終始笑顔でスムーズな進行をお手伝い下さったスタッフの皆様に心より御礼申し上げます。
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今野万実先生の「人気の教本でとことん音にこだわる初級指導」を開催しました。「人気の教本でとことん音にこだわる初級指導」を開催しました。

「生きている」音楽を目指すには

夏を思わせるようなまぶしい日差しの5月8日(月)、千葉県市川市のコンサートサロン・ レゾナンスにて、今野万実先生のこだわりの音シリーズ「人気の教本とことん音にこだわる初級指導」が開催されました。

前回までの「はじめてのギロック」を使った指導法、「ピアノの先生が知っておきたい導入期の指作り・音作り・耳作り」でベースとなる部分を確認し、
今回のメイン教本ギロック「こどものためのアルバム」から4曲、「ブルグミュラー25の練習曲」より3曲を中心とした講座でした。
ImanoMami_lec1.jpg ImanoMami_lec2.jpg 単なる曲の解説ではなく、1つ1つのフレーズが持つキャラクター、方向性、上下左右空間に立体的に広がる距離感の捉え方を、どのように感じて、どのように生徒と共有していくのかを納得実感出来るあっという間の2時間でした。
ImanoMami_lec3.jpg 「生き生きと」表現したい、というのは、多くの指導者と演奏者が目指すもののひとつですが、顔の表情、目線、身体を存分に、まるで演劇かお笑いか、と思わせるほどになりきって表情する今野万実先生は、的確でわかりやすく、このように生徒に提示出来れば、
生徒の持つ音楽も「生きて」くるだろうと感じました。

受講生1人1人目をまっすぐ見つめ、全身で問いかけてくださる今野万実先生に、
会場全体が引き込まれ、集中して学べた時間であったと思います。
続編を期待しつつ、自分のレッスン、音楽にも反映させていきたいです。

文責 y.megumi

赤松林太郎先生の2017年課題曲レクチャー・コンサート(B〜F級)

5月10日(水)コンサートサロン・レゾナンスにて赤松林太郎先生による「2017年PTNA課題曲(B級~F級より抜粋)コンサートwithレクチャー」が開催されました。
PTNA課題曲といっても今日は課題曲のセミナーではありません。
と赤松先生も冒頭でおっしゃっていましたとおり、B級~F級より24曲を抜粋し2時間たっぷり演奏をして下さいました。
それぞれの時代と作曲家を巡るお話はいつも興味深く、聞いているうちにその時代に自分もタイムスリップしているかのようでした。
Akamatsu17_1.jpg B級より
・J.S.バッハ メヌエット ト長調 BWV822-7
・W.A.モーツァルト ソナチネ ハ長調 第1楽章
・クレメンティ ソナチネ へ長調 Op.36-4 第1楽章
・マイカパル こもりうた Op.28-15
・グレチャニノフ 初めての舞踊会
・フリブレ アンニック
・ショスタコーヴィチ ぜんまいじかけのお人形
・高橋 由紀 レインドロップス
♪クレメンティ ソナチネでビートを4分音符ではなく、8分音符でドックンドックンと鼓動のように感じるのだそうです。健康的な鼓動は1分間に80。それがアレグロだそうです。

C級より
・テレマン ファンタジア
・ベートーヴェン 11のバガテルより第1番 Op.119-1
・ブルグミュラー 空気の精(風の精たち)
・バルトーク ミクロコスモス第5巻より第128番(土踏みダンス、足踏み踊り)
・平吉 毅州 子守歌
♪バルトーク ミクロコスモスでハンガリー音楽の話をして下さいました。ハンガリー音楽は4分の2拍子で左(足)、右(足)、左、右...と杖つきの音楽です。1拍目も2拍目もテヌートになり、2拍目が重い方がハンガリー感が出るようです。

D級より
・D.スカルラッティ ソナタ K149L93
・ラモー いたずら好き
・ハイドン ソナタHob.ⅩⅥ:32 第2楽章
・W.A.モーツァルト ソナタ KV332 第1楽章
・ベートーヴェン ソナタ Op.10-1 第1楽章
・ショパン ワルツ 第9番 Op.69-1
・メンデルスゾーン 無言歌集より Op.30-6 ヴェネチアの舟歌
・ルトスワフスキ ブコリキより第1番と第5番
・尾高 惇忠 哀歌
♪舟歌のお話が印象的です。メンデルスゾーンの舟歌はヴェネチアの舟歌で8分の6拍子。ショパンの舟歌は8分の12拍子で、それは大きなフレーズをつくるからだそうです。

そしてロシア人も舟歌が好きだが、4分の4拍子とのこと。これは霧が多くテンポ(舟)は早くないからだそうです。

E級より
・関向 弥生 リズミックダンス
♪legato marcato スタッカートではなく、ミシン線のようだとその違いを奏でて下さいました。

F級より
・ヒナステラ 「3つのアルゼンチン舞曲 Op.2」より第2番 粋な娘の踊り

そしてアンコールにシューベルトを2曲、演奏して下さいました。
赤松先生の美しいカンタービレはレゾナンス中に、そしてみんなの心に響きわたっていました。
Akamatsu17_2.jpg コンサート後は美しいお庭でお写真。赤松先生の赤いシャツは、まさにお庭の深紅の薔薇のようでした。
赤松先生、至福な時間をありがとうごさいました。
Akamatsu17_3.jpg Akamatsu17_4.jpg
文責:O.みどり

2017年5月22日

赤松林太郎先生inレゾナンス

連休の明けの五月、ちば・市川バスティン研究会主催、赤松林太郎先生によるPTNA課題曲のレクチャーコンサートを拝聴しました。根津栄子先生のコンサートサロン・レゾナンスのエントランスには清楚な白やブルーのヴィオラが満開で、ちば・市川バスティン研究会の先生方が、いつも通りの温かい笑顔で出迎えて下さいました。

PTNAコンペティションの課題曲を勉強する良さは、ピアノ音楽史を時間軸・空間軸という切り口で見渡せるという所でしょう。赤松先生はこの日のレクチャーで、その素晴らしい切り口による「ピアノ音楽史」を堪能させてくださいました。例えば、バロック・スタイル。ヴェルサイユ様式の装飾的な演奏によるJ.S.Bach:MenuettBWV822-7、ギャラントで華やかなテクニックのG.P.Telemann:Fantasia gmoll、イタリアン・バロックの躍動的なD.Scarlatti:Sonata K.149、フランス・バロックのJ.Ph.Rameau:La Follette、というセレクション。赤松先生の驚異的な表現と豊かな音色によって、国や楽派といったスタイルの違いが浮かび上がり、ホールからはため息が起こりました。また、Haydn、Mozart、Beethovenというウイーン古典派の流れのお話も素晴らしく、バロック期からロマン派に至るダイナミックな過程の演奏を堪能させていただきました。

赤松先生のレクチャーコンサートの魅力、それはずばり、豊富で学術的な「解釈」に裏付けられた生命力溢れる「演奏」が目の前で魔法のような音色で奏でられることではないでしょうか!わたくしたちピアノ指導者がコンペティションやコンクール指導で大切なことを教えていただけた貴重で豊かな時間でした。根津栄子先生の育てられたバラ園の美しい深紅の薔薇の下で記念撮影をさせて頂き、温かな気持ちを沢山頂きました。ありがとうございました。
                                 (Report: 羽石 彩子)


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