2月15日、2月定例会において、小田裕之先生の講座「本番への道のり」が開催されました。
ソロ、室内楽ともに演奏会にひっぱりだこの上、指導者としてもお忙しい小田先生が、
練習時間があまり取れない中で本番にどう臨んでいらっしゃるのか、ご自身のメモをご持参くださり、詳しくお話し下さいました。
ひと月前には、曲のすべてを見渡せるようにしておき、表現としても完成していることが重要とのこと。そうすることで、残りひと月 練習する時間が十分に取れなくても曲を作りこむことができるというお話でした。
またひと月前からは、人前で弾く時間を取り、「(本番さながらに)緊張する状態をつくる」ことも大切ととおっしゃってました。
ひと月前にここまで持って行くために、逆算してプログラムを組む、仕上がりそうにない曲は選ばない、などのお話に、ただ弾く、教えるだけではなく、自分も生徒も自己管理能力を高める必要を感じました。
他にもテクニックの練習、ペダルのお話などもとても詳しくお話し下さり、時折素晴らしい演奏も交えながらの、贅沢な講座でした!

