シューマンのピアノ音楽は、ドイツロマン派音楽の代表的なものです。しかしシューマン弾きの偉大な伝統は、アルフレッド・コルトーやイヴ・ナット以来、ショパン演奏同様に、フランス・ピアニズムを代表するものとして知られています。
15才のドビュッシーは、1877年のパリ国立音楽院のピアノ科卒業コンクールで、シューマンの《ピアノソナタ第二番ト短調》を演奏し二等賞をとっています。19世紀末のパリでシューマンのピアノ音楽がいかに評価されていたかが分かります。シューマンの文学的で繊細なピアニズムの世界は、むしろフランス的な感性を通じてこそ表現できる部分があります。
私がパリ音楽院で学んだシューマン演奏の伝統は、ショパン、ドビュッシーやラヴェルの演奏とも共通した、まさにフランスピアニズムの精華なのです。今回の連続講座では、初心者が取り上げる比較的演奏が容易なものから本格的なコンサートレパートリーに至るシューマン作品を、奏法と解釈から分かりやすく説明していきます。
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