
11/15(土)に船橋市民文化創造館きららホールで「國谷尊之&根津理恵子ピアノコンサートinきらら」が伊藤楽器本店リニューアルオープン1周年、YAMAHAピアノシティ船橋15周年を記念して開催されました。
朝ぐずついた雨も午後には上がり、さすが!! 伊藤楽器の記念行事!! と安心できる空模様ではありませんでしたが、何とか終演まではもちこたえることができたようです。
さてコンサートは予定通り15:00ぴったりにスタート!! 最初は根津理恵子さんの登場です。

開演前舞台袖には國谷先生もいらっしゃって、出番前の理恵子さんに「本当は客席で聞きたいんだけど隠れて聞ける雰囲気ではないし、サボってると思われるから」や「いきなり 別れ を弾くの?」等の会話に和んでいるところに出番を促すと、「もういいんですか?」と聞かれ(たぶんT口のMCがあると思われたのでしょう?)「どうぞ」の返事にうなずき、颯爽と華麗なドレス姿で登場した理恵子さんは、まずショパンワルツ集より「子犬」など3曲を演奏。
一旦舞台袖に戻り、その後はショパンの24の前奏曲より「雨だれ」他3曲、最後は「アンダンテスピアナートと華麗なる大ポロネーズ」を弾き、満場の拍手で送られ前半終了と思いきや、なっ、なっ、なんと後半演奏される國谷先生と、息を切らして再度舞台へ行かれるではございませんか!!

そうです。このあとお二人のトークタイムになったわけですが、コンサートのチラシを持った國谷先生の第一声が「本日はお足元の悪いところ伊藤楽器本店リニューアル1周年、YAMAHAピアノシティ船橋15周年記念國谷尊之&根津理恵子ピアノコンサートinきららにお越しくださいまして誠にありがとうございました」とまるでMCになったようなトークで笑いを誘い、その後も理恵子さんのプロフィールを見ながら謙虚に質問をする形で終始場内は大爆笑でした。
15分の休憩後は出番ギリギリまで舞台袖で冗談を言っていた國谷先生の登場です。

ドビュッシー ベルガマスク組曲より「月の光」など2曲と、ドビュッシー前奏曲第2集より「風変わりなラヴィーヌ将軍」など3曲を一気に弾かれました。
静かで難曲にもかかわらず場内は静まり返って演奏に聴き入っていました。
最後の曲「花火」を弾き終えて大きな拍手で送られるやいなや理恵子さんと再度舞台へ。
そうです。またまた爆笑の盛り上がり(過ぎ?)トークタイムに入りました。國谷先生から理恵子さんの本番前に飲む特別なスタミナドリンクの質問が入ったときは、あまりに驚いて思わず「どこで聞いたのですか?」と"素"になってしまったようです。(情報源は勿論T口でした。理恵子さん、びっくりさせてしまってごめんなさい。)

さて最後はお二人のデュオでチャイコフスキーの「くるみ割り人形」ですが、ナレーターのうち、違いました! 松田光子さんの登場です。松田さんはピアノの先生で、市川フレンドステーションにも所属しており、ステップの司会でも大好評。ナレーションの原稿も全てうっ、違う! 松田先生が考えました。
息のあった演奏、そしてなりきった迫真のナレーション、素晴らしいという言葉以外になんと表現したら良いでしょうか?!!
場内は感動の渦へとひき込まれ、割れんばかりの拍手に、アンコールでは國谷先生が理恵子さんと弾きたかった曲「小舟にて」を演奏。 あっという間の2時間でした。
國谷先生、理恵子さん、たくさんの夢と感動をありがとうございました!!!
なおこのコンサートの模様はご尽力いただきました根津栄子先生のブログでもご紹介されていますのでこちらもご覧下さい。