楠原祥子先生による第2回Miyoshiピアノ・メソード講座が、2月18日(金曜日)ヤマハミュージックアベニューで、開催されました。 朝は、あいにくの風雨でしたが、幸い開催時間には上がり、晴れ間も覗きました。
ここに当日の模様を掲載致します。
♪Miyoshiピアノメソード レポート♪(千葉支部スタッフ)
第1回目に続いて楠原祥子先生をお招きしての『第2回Miyoshiピアノ・メソード講座』が開かれました。
この日は、季節柄、体調を崩されて残念ながら欠席される方もいらした一方で、1回目に引き続き是非とも受講したい、と期待に満ちて参加された先生方が多くお集まりくださいました。
今回は、メソードの5,6,7,8巻を使用し、「中期発展段階」としてテーマがしぼられました。
「中期」とはどの程度の曲かといいますと、バッハのインヴェンションを学び始めたあたり、ブルグミュラー、ソナチネの短いもの、ミクロコスモスでは3・4巻、このあたりの段階を指しています。
楠原先生のリードにより、受講者からの質問や感想を交えながら進めていく中で、Miyoshiメソードは実に多様な問題をクリアにしてくれる教材だということを知りました。それは例えば、受講くださったある先生が、「Miyoshiメソードは曲が難しいのでいわゆる'出来る生徒'でないと使えないような気がします」という率直な感想を述べられました。それに対して楠原先生は、「確かにそうかもしれません」とおっしゃりました。ところが教材を紐解いていくと、まず、曲それぞれに項目がついていることがわかります。
例えば'指をひろげる練習'というように(メソード7巻 P36~)。指をひろげる練習1では易しい曲で始まり、指をひろげる練習2では指使いを変えて、ページをめくるとその手法を用いた素敵な曲が2曲待っています。この項目で学べることは、単に指を広げるテクニックだけではありません。練習1・2を利用して、更にその一部だけを抜き出して、右手1と2の指だけを使って、ソーラ(2度)、ソーシ(3度)、ソード(4度)と弾く、また右手2と3の指だけを使って、レーミ(2度)、レーファ(3度)、レーソ(4度・・わぁ~指が開くぅ)と弾いてみるのです。生徒は、音から音への距離感、音が鳴る瞬間だけでなく次の音へうつるまでの空間を感じ取ることができるでしょう。そのように指導者が生徒に合わせて、教材から抜粋して使っても、とても効果が得られる内容だということがわかります。
また、ある先生が「Miyoshiメソードでは、和声感が身に付きにくいのではないでしょうか」と質問されました。その心配にもズバリ対応できることがわかりました。'和音の流れ・カデンツ'という項目があります(メソード7巻 P61~)。そこでは、まず3声の簡単なカデンツが紹介されていて弾いてみるのです。今度はそのカデンツを左手の伴奏に、その上に右手メロディーをのせます。次に右手メロディーはそのままで、カデンツだった伴奏もその和音進行のままメロディーに変換して演奏します。生徒は、旋律の形でも同じカデンツのはたらきをしていることに気付きます。
以上のほか、とても紹介しきれない数々の要素を持ち合わせているメソードです。是非、講座に参加されて、楠原先生からいただくたくさんのヒントやポイントを、指導の発展につなげでいただきたいと願っております。
♪セミナー参加者の感想(千葉支部指導者会員)♪
三善メソッド研修は、前回も今回も
教え方において、参考になることが色々ありました。
とても有意義な研修だったと思います。
この教本を取り入れるか迷いながらの研修でしたが、
5巻あたり中期から、少しずつ取り入れてみようかと
考えるようになりました。
教本は、曲がポリフォニックで、新鮮さを感じます。
発表会のための曲などはテクニック面でも工夫をされていますし、
どの曲も、響きがなんともきれいなので、
音楽性を高めることができるいい教材だと再確認できました。
またこの教本をテクニックに使うのもおもしろいと思います。
チェルニー30番やソナチネあたりを無理なくこなしている
生徒さんに、新しい風を入れる感じで、これらを抜粋して
使ってもいいような気がしてきました。
第3回は、4月14日(木)です。 コンペティション課題曲も解説して頂きます。
ぜひ皆様のご来場をお待ちしております。
千葉支部 スタッフ一同