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◆◆Miyoshiピアノ・メソード講座レポート&支部研究会お知らせ◆◆

2008年4月に立ち上げた、千葉支部会員の研究会も2年半程が経ちました。
私たちは、月一回程集まり、これまでに、自分の教室が抱える様々な問題、例えば、生徒・保護者とのコミュニケーションの取り方や、ピアニストが悩む腱鞘炎のことなど身近な内容について情報交換してきました。
それに平行して'導入教材について知識を深める'ということで、バスティン・ピアノ・パーティについては、会員同士で多くの意見と情報が交わされました。伴って、バーナム、スオミ、トンプソン、ピアノランド・・といった他の導入教材についても概要をとらえて比較し、各々の指導に役立つ、とても有意義な時間を共有してきました。
そして、次なる教材研究として『Miyoshi ピアノ・メソード』が挙げられたのでした。ところが、正直なところ、会員のどなたも用いたことがなく、一体どこからどのように研究していったらよいのか思案し、Miyoshi Net運営委員であり、千葉支部会員でもいらっしゃる楠原祥子先生をお招きして、このたび2010年11月29日に、ヤマハ千葉店様のご協力のもと、ヤマハ千葉センターLL教室に於いて『Miyoshi ピアノ・メソード講座』が実現されたのでした。
 2010  29日セミナー 070楽譜 (21).jpg 当日は、平日の講座にもかかわらず、楠原先生の一番小さなお弟子さん(幼稚園児)によるデモレッスンもあり、より身近で実践的な雰囲気の中で三善先生のメソードに触れることが出来ました。メソードは12巻で構成され、初期導入、中期発達、後期熟達と大きく3部に分かれていますが、今回は主に初期導入の部分についてお話頂きました。

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                                                       先ず先生はご挨拶されたあと、まず、会場の皆を椅子から立つように促されて、呼吸の練習を始めました。先生のゆったりと数える声に合わせて、5で息を吸い、いっぱい吸ったところで呼吸を少し止め、7で息を吐きました。一見、ヨーガにも似た呼吸により、私たちは腕の重さや指先にめぐる感覚を内観することができました。

 2010  29日セミナー 070脱力 (6).jpg  その後、先生の小さなお弟子さんである4才の女の子とそのお母様をモデルに、デモレッスンが行われました。まん中のドを3の指で弾く女の子に、先生が奏でる三善ワールドが一体化し、交響的な響きをいっしょに創ろうと耳を傾けている女の子の様子が、とても印象的でした。「どの響きが好き?」と先生は女の子に問うと、「全部好き」と答えてから、女の子は自分が特に好きな響きだったところ~心が感じたところ~を指さしました。女の子にとっては、どうしてその響きに心動かされるのか、それがサブドミナントによる和声の移り変わりなどと、理屈はわかってはいないのですが、幼いながらに響きの変化や音楽の奥行きを感じているのがわかりました。
2010  29日セミナー 070 モデル生徒(12).jpg 2010  29日セミナー 070 モデル生徒2(13).jpg  導入の大切なポイントとして、身体の脱力、息使い、右手と左手を同等に練習することによってポリフォニー(和音も旋律の集合体)の感覚を育てる。初めから先生と一緒に弾くことで、不協和音も恐れず、音の(音楽の)可能性を広げてゆく。交響的な響きを生徒も音の構成員となって創り上げる充実感を与える。等々お話頂き、三善メソードを少し身近に感じられた有意義な講座でした。
楠原先生、ありがとうございました。
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 今回の貴重な講座内容を12月10日の支部研究会の中で、会員の皆さんと消化してまた次の機会に臨みたいと思います。千葉そごう隣センシティータワー6F、ヤマハミュージックアベニュー千葉XL部屋で10:30分よりおこないますので興味のある方は、ご参加ください。       
                                        レポート 上田、湯本


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