「音楽的呼吸をしていますか?」というサブタイトルのもと、菅谷詩織先生の笑顔でスタートした会場はとても和やかな雰囲気でした。
菅谷先生のたくさんの鍵盤楽器の中から本日は4台をお持ちくださり、音色の違いや、曲で使われる場所の違いを演奏していただきました。
楽器の特徴を生かすアレンジが必要で、音域によってキャラクターを表現できる楽器というのがよくわかりました。
その曲のどういうところで、どの音域で、どのような音色や響きにしたいかで、とても奥が深い話でした。
楽器の作りが単純なので、色々探してみるのが良いとのことで、菅谷先生が探したいくつものタンギングを体験させていただきました。
やっぱり音にこだわること、耳を大切にすること、どの楽器でも大事だと、つくづく思います。
それから、ピアノのレッスンの時にどう生かしていくかのヒントを次々に提案をしてくださいました。
◆一つの音を自分が吹いている間にも相手の音がどんどん変わる体験で、伸ばしている音に耳を傾けることができる。
◆強弱を強く叩くことではないことを、ケンハモを使って、聴いたり、吹いたりすることで体感できる。
◆音の最後にビブラートをかけることで、次の音へ行こうとする感じがつかめる。
◆アインザッツは、とても音楽を奏でるに必要なもので、体感できる。
などなど
また、発表会で使えるような曲の提案もいただき、あっという間の2時間でした。最後に楽器のお手入れのお話もいただき、お片付けもちゃんとできました。(笑)
質問コーナーでは、ケンハモを吹く時、本当に歌っているのかとか、実際吹くと途切れてしまのはどうしたらよいか等、吹いてみたからこそ出て来る質問に丁寧に答えてくださいました。
菅谷先生、ありがとうございました。
菅谷詩織先生、今年もキラキラした音楽と指導へのヒントを沢山ありがとうございました。
Rep:アコルデ石神井ステーション 松本 裕美子