レポート アーカイブ

2015年10月20日

【実施レポ】作品の時代によって「音色」を変えるとは?~古典期のソナタとショパンエチュードを題材に~(講師:関本昌平先生)

9月25日(金)山野楽器銀座本店7Fにて、関本昌平先生のセミナー「作品の時代によって"音色"を変えるとは?~古典期のソナタとショパンエチュードを題材に~ 」を開催いたしました。

当日は、あいにくのお天気にも関わらず、沢山の方々にお集まり頂きました。関本昌平先生をお招きして、主に古典期(ハイドン・モーツァルト・ベートーヴェン)とショパンのエチュードを題材に、実際の演奏を交えてレクチャー。
時代背景や、作曲家たちの性格、当時使用されていた楽器や背景を読み取ることで、その楽曲に色濃く様々な要素・性格が反映されている事が、非常に分かりやすく、丁寧に解説いただきました。

受講の先生方からは、「作曲家ごとにもう一度学習をし直し、楽譜の中からパーツごとにどう弾くかを考える時間を作りたい」といったご感想もいただきました。
また、離鍵の違いによって音色に変化をつける・手首の柔軟さや肘の位置の重要性を、演奏と共に解説をいただきました。
特に、一番弱いとされる4番の指のトレーニング方法を伝授いただいた場面では、ご参加者の皆さんも身を乗り出して先生の手元に注目される場面も。

生徒さんに指導する時、「自分で考える力を身につけさせたい」「子どもたちに自ら興味を持って自分で理想の音を持ち、試行錯誤して追求できるようなレッスンをしたい」など、非常に前向きで充実した時間を過ごしていただけたご感想を沢山いただきました。 関本先生、ありがとうございました。
Rep:山野楽器銀座本店 竹井

2016年2月17日

【実施レポ】心で聴く、想いを弾く、音で対話する レッスンを(春畑セロリ先生)

2016年1月29日(金)銀座山野楽器本店にて春畑セロリ先生をお招きし、「心で聴く、想いを弾く、音で対話する レッスンを」という題で講座が開催されました。
オリジナルのレジメをご用意いただき、「できるかな ひけるかな」シリーズの5冊の解説をしながら、リズム遊び、和音の楽しみ方、読譜のしかた、即興の楽しみ、表現力のそだて方を、セロリ先生のテンポのある楽しいトークで具体的にご紹介いただきました。
遊びをたくさん取り入れた内容で、ピアノが好きな子にも苦手な子にも、まじめに練習する子にも練習しない子にも、 コンクールに出たい子にも嫌がる子にも、プロになりたい子にもそうでない子にも、頭が柔らかい子にもカタい子にも、また、先生方にも役立てる教材という印象です。
レッスンにすぐ使える、ユニークで独自のアイディアが詰まっており、受講者の興味をひくお話でした。

ピアノの先生は指導に際し、"指のかたち"、"曲の背景""正確に弾くこと"などに意識が偏りがちですが、「どんな弾き方でも、失敗や間違いではない」 「こう弾かなければならないという答えはない」 と、肩の力を抜いて、もっと広い視野でとらえて子供たちの感性を育てることに目をむけるべきと、セロリ先生は語ります。
そのためには、「先生自身が感性を研ぎ澄ませることが大切」との言葉に感銘を受けて、先生方に音楽を楽しむことの本質を再確認させていただけました。

Rep:ピティナ銀座支部 加瀬野伸一

2019年9月 1日

「ここで差がつく!上達する子のコンクール活用法!親子×指導者対象セミナー」実施レポート

講師:鴨田 友梨香先生

実施日:2019年 9月 1日

銀座支部の主催としては初の親子、またその指導者の方々を対象としたセミナーを実施しました。テーマは、ブルグミュラーコンクール。2019年度の「ブルコン」の概要を中心に、審査員のご経験のある鴨田先生から成長する子の心構えをお話しいただきました。

「コンクールは何のために受けるのか」「どんな演奏をすれば良い点がもらえるのか」「どれくらい練習すれば良いのか」といった疑問を、コンクールの採点方法を具体的に紹介しながら、鴨田先生自身の経験談も交えながら解説いただきました。

受講者の方々には、実際のコンクールで使用する採点表を使用して、プチ審査体験も!

短い演奏時間の中で、的確なアドバイスと演奏に点数をつけることの難しさに、参加者の皆さんは四苦八苦されていた模様です。

最後は鴨田先生からブルグミュラーのワンポイント付きコンサートを実施ただきました。

先生の、誠実で実直なご自身の経験を語るお姿に、受講者の方々皆さんに勇気とやる気、そしてコンクールに挑戦する意義を改めて考えていただけた2時間となりました。

2020年度もまた、親子×指導者向けのセミナーを実施したいと思います!

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2019年6月13日

「ハノンの秘密を探って基礎力アップ!~コンペ課題曲の克服の仕方~」実施レポート

講師:奈良井 巳城先生

実施日:2019年6月13日(木)

ムジカノーヴァ(音楽之友社)にて「ハノンクリニック」を連載中の奈良井 巳城先生をお招きして、楽しくハノンに取り組む方法やテクニックを向上させるポイントについてお話いただきました。

奈良井先生の「ハノンクリニック」には、形知奇麗(かたち・きれい)先生や指塚守(ゆびづかい・まもる)先生、など個性あふれる先生が登場。ピアノ奏法の基礎的で重要なフィンガートレーニングについて、何のための練習なのかを、2019年度ピティナ・ピアノコンペティションの課題曲を使用して、具体的な練習方法、指導方法について解説いただきました。

コンペの課題曲はもちろんのこと、ハノンを日ごろどのようにレッスンや練習に活用するか、たくさんの注目をあつめた講座になりました。

奈良井先生のロシアピアニズムに基づいたお話から、一音一音にこだわるとどのように演奏が変わるのか、先生の美しい演奏とともに解説をいただき、奈良井先生の気さくでユーモラスな内容に、あっという間の2時間となりました。

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2019年5月27日

「ピアノの先生が知っておきたい 導入期の指づくり 音づくり 耳づくりⅡ」実施レポート

講師:今野 万実先生

実施日:2019年5月27日(月)

2016年、初めて山野楽器で実施した今野万実先生の講座が、先生の書籍「導入期の指づくり 音づくり 耳づくりⅡ」でした。

それから早いもので3年強。万実先生の講座はブルグミュラー、ギロックと様々開催させていただきました。今回は、受講者の先生方から「導入期の指導」についてたくさんのご要望をいただいたため、原点に立ち返り、「Ⅱ」ということで書籍後半の内容を中心に解説いただきました。

相変わらず、パワフルで笑いの絶えない講座です。

帰ってその日からすぐに実践的に取り組める指導法として、現場に寄り添った内容にご満足の声とともに、万実先生から受けるパワーで、終了後の受講の先生方の表情が皆さん、一段と明るくなっておられたことに、企画者としても嬉しい講座でした。

また、今回は先生の全音講座が100回目!を記念して、受講者の先生かたと共に一緒にお祝いさせていただきました。

まだ万実先生の講座を受講されたことのない方がいらっしゃいましたら、是非次回開催時、ご参加ください♪

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2019年2月19日

リサ・バスティン 来日特別講座「バスティン・オールインワン」実施レポート

講師:リサ・バスティン先生/通訳:飯田有紗

実施日:2019年2月19日(火)

現代の多忙な子どもたちのために開発された「バスティン・オールインワン」

ベーシックシリーズの「ピアノ」「セオリー(楽典)」「テクニック」「パフォーマンス」の重要な要素を1冊にして、多忙なピアノ学習者が無理なく効率良く練習できるように開発された教本です。

今回は、その著者、リサ・バスティン先生が来日されることを記念して、全国各地で講座を実施。その第1弾として、山野楽器でオールインワンの講座を開講いただきました。

当日は、開店前からたくさんの受講者の方々にお並びいただき、約80名の先生方にご参加いただきました。

日ごろ、バスティンシリーズをお使いの先生もおおくいらっしゃいますので、著者ご本人から解説をいただくのはたいへん貴重な機会だったのではないでしょうか。

また是非、来日の際はお招きできればと思います!

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